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呪力【ジュリョク】

デジタル大辞泉

じゅ‐りょく【呪力】
まじない、またはのろいの力。呪術の基礎をなす超自然的・非人格的な力。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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世界大百科事典 第2版

じゅりょく【呪力】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

呪力
じゅりょく

物理的な力ではない、神秘的、超自然的、非人格的な力のこと。典型的なものとしてメラネシアにマナの観念がある。マナは、人間、霊魂、動物、植物、石などいかなるものにも宿ることができ、善悪いずれにも働くことができるが、これを所有すれば益を得ることができる超自然的な力である。同様な観念はアフリカの諸民族、ポリネシア、インドネシアなどにもみられる。北アメリカの先住民アルゴンキン系諸族のマニトウも呪力を意味する類似のことばである。このような呪力はタブーと密接な関係があり、そのような呪力を畏怖(いふ)し敬遠する人間の側の態度がタブーとなる。穢(けがれ)の観念も呪力と関係し、たとえば女性の月経血を穢とするのは、月経血に危険な呪力が備わっていると考えるからである。人間が呪力をもつという信仰も広くみられ、学習によって呪力を獲得し意図的にまじないを行ってその力を行使する邪術(じゃじゅつ)信仰と、先天的にもっている呪力が本人の意志とは無関係に他人に作用し災いを与えるという妖術(ようじゅつ)信仰がある。呪力の観念はアニミズムより原初的であるとするマナイズム、アニマティズムなどの理論があるが、このような宗教起源論的なとらえ方は今日では批判も受けている。しかし呪力の観念は、宗教、信仰の基盤をなすものの一つであるといえる。

[板橋作美]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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