●呪医【じゅい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
呪医
じゅい
medicine man; witch doctor
主として呪術的な手法によって病気の治療を行う職能者。地域や場合によって,呪術に依存することもあれば,近代医学の見地からも十分に承認することができる薬草などを用いることもあり,あるいはまた一種の精神分析的な療法を行なっている場合もあるが,多くの場合それらの複合である。シャーマンや司祭,呪術師,日本の陰陽師などは,しばしば呪医でもある。また特定,特殊な家族や家筋から選ばれることも多い。
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デジタル大辞泉
じゅ‐い【呪医】
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世界大百科事典 第2版
じゅい【呪医 medicine man】
呪術的方法を主とする病気治療者のこと。一般的に言えば,呪術的方法とは,因果関係についての一定の原理を前提として,神霊などの人格的な力や非人格的な神秘的力を直接に統御し操作しようとする行為である。
[病因論と診断]
呪医が指摘する病因は二つのタイプに分けることができる。第1のタイプは,食べ過ぎや冷たい雨にうたれたといったような直接的な病因である。第2のタイプは,病状に対してだれが責任があるのかという観点からみられた病因である。
[病因論と診断]
呪医が指摘する病因は二つのタイプに分けることができる。第1のタイプは,食べ過ぎや冷たい雨にうたれたといったような直接的な病因である。第2のタイプは,病状に対してだれが責任があるのかという観点からみられた病因である。
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精選版 日本国語大辞典
じゅ‐い【呪医】
〘名〙 未開社会にあって、近代医学によらないで信仰に基づいて呪薬・呪具・祈祷などによって病気やけがを治療することを業とする者。
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