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呪師【じゅし】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

呪師
じゅし
平安時代から鎌倉時代にかけて行われた能およびその演者。「しゅし」「すし」「ずし」ともいう。大寺院の修正会 (しゅじょうえ) ,修二会 (しゅにえ) などの仏教行事の行法を司る役僧の呪師が,その行法をわかりやすくするために演技化し,これに寺院に隷属していた猿楽法師が加わり,次第に鑑賞的芸能となり,やがて呪師猿楽となった。呪師の芸は「走り」と呼ばれ,敏速軽快に動いたとされている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

じゅ‐し【呪師】
《「しゅし」とも》
まじないをする職。呪禁(じゅごん)師。
法会に際して、加持祈祷(きとう)など密教的な行法をする。法呪師。ずし。
法会のあとなどに2の行う行法の威力をわかりやすく演技で示す者。寺院に属する猿楽法師が担当した。呪師猿楽。のろんじ。ずし。

出典:小学館
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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ず‐し【呪師】
じゅし(呪師)」に同じ。
「―の松犬と類ひせよ」〈梁塵秘抄・二〉

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のろん‐じ【呪師】

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世界大百科事典 第2版

しゅし【呪師】
仏教行事における僧侶の役名。旧年の罪障を懺悔(ざんげ)して穢れを払い,当年の安穏豊楽を祈願する古代からの伝統行事に悔過会(けかえ)がある。呪師はその悔過会において重要な位置を占める役柄で,密教的な局面あるいは神道的な局面などを宰領する。すなわち,法会の場への魔障侵入防ぎ,護法善神を勧請(かんじよう)して,法会の円満成就のための修法を行う。たとえば,悔過会の代表例にあたる東大寺修二会(しゆにえ)(通称御水取)では,4種の重要な役割が設けられており,通常,上席から和上(わじよう),大導師(だいどうし),呪師,堂司(どうつかさ)と称する。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

じゅし【呪師】
神秘的な力を用いて、まじないや儀式を行う者。呪術師。
密教などで、加持祈禱きとうを行う僧。しゅし。ずし。
「呪師猿楽」の略。のろんじ。

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ずし【呪師】
じゅし(呪師)に同じ。

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のろんじ【呪師】

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日本大百科全書(ニッポニカ)

呪師
じゅし
「しゅし」「すし」「ずし」ともいう。僧侶(そうりょ)の勤める仏教上の呪師と、猿楽(さるがく)者の勤める呪師とがある。前者は法呪師といわれ、修正会(しゅしょうえ)・修二会(しゅにえ)において道場の結界(けっかい)や香水・護摩などの密教的行法(ぎょうぼう)をつかさどる。この法呪師の行法の威力を一般参詣(さんけい)人に対して具体的に演技化して示したのが呪師猿楽である。呪師の演技は「走り手」とよばれ、その曲は一手、二手と数えられる。10余手あったが、今日知られている曲には剣手、武者手、大唐文殊手、とりばみなどがある。呪師は寺院に属し貴族の庇護(ひご)を受け、華美な装束に兜(かぶと)をつけて、鼓の囃子(はやし)で鈴を振りながら舞った。平安時代には華やかであった呪師も、鎌倉時代に入ると漸次衰運の道をたどるようになった。[高山 茂]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ず‐し【呪師】
〘名〙 寺院で祈祷・呪法を行なった僧。平安末期ごろから華美な服装をして、仏事の余興に呪法の内容を種々の技芸で表わすようになった。じゅし。
※今鏡(1170)六「ずしのわらはの御おぼえなるに、給ひなどし給けり」

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まじない‐し まじなひ‥【呪師】
〘名〙 まじないの術を職業とする人。まじないの術に巧みな人。呪禁(じゅごん)の師。まじないて。〔書言字考節用集(1717)〕

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