●呼出し【よびだし】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
呼出し
よびだし
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
デジタル大辞泉
よび‐だし【呼(び)出し】
2 相撲で、取り組む力士の名を呼び上げる役。触れ太鼓・やぐら太鼓を打ったり、土俵の整備なども行う。前行司。
3 「呼び出し電話」の略。
4 江戸時代、訴状を受理した奉行所が被告を呼び出すこと。また、その文書。
5 江戸時代、銭湯であがり湯のためてある四角な所。
6 江戸吉原で張り見世(みせ)をせず、茶屋の紹介で客に接した遊女。
7 江戸の岡場所で、茶屋などで客をとる女郎。
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
日本大百科全書(ニッポニカ)
呼出し
よびだし
土俵上で行司に先だち、控えにいる力士を呼び出す役。古くは「名乗り上げ」、略して「名乗り」といって行司が勤め、これを言上行司または前行司といったが、1751年(宝暦1)ごろから行司と分離し、呼出し役になった。呼出しはこのほか土俵の構築、触れ太鼓、櫓(やぐら)太鼓、木戸口の雑用、幟(のぼり)の世話をするほか、地方巡業では小屋づくり、旅館の手配などの準備から跡始末までいっさいの雑務を引き受ける。相撲(すもう)協会から給金を支給されるが各相撲部屋に所属している。1994年(平成5)から立(たて)呼出しを最高位に副立呼出し、三役呼出し、幕内呼出し、十両呼出し、幕下呼出し、三段目呼出し、序二段呼出し、序ノ口呼出しの9階級制となり、定員は45人。
[池田雅雄・徳増信哉 2019年12月13日]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「呼出し」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●呼出しの関連情報