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和解【わかい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

和解
わかい
compromise; Vergleich
当事者が対立する主張互い譲歩し合って,その間の紛争当事者間の話合いによって解決することを約束する契約。民法規定によれば,和解は当事者双方が互いに譲歩し合って,争いをやめることを約する契約 (695条) であるとされるから,一方だけが譲歩する場合,和解ではない。和解は契約である以上,当事者が自由に定められる。したがって,互いの譲歩の結果,真実の権利関係と一致しない合意が行われても,和解の効力には影響がなく,かえって和解によって新たな権利関係が生じたものとされる。和解は訴訟提起前に裁判所で当事者がすることも,また紛争が訴訟となったのちに行うこともできる。このほか,裁判所で行われる民事調停家事調停なども,当事者間の和解を基礎とする紛争処理方式である。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵

和解
民事上の紛争を当事者が互いに譲歩し合って自主的に解決すること。裁判によらずに当事者の話し合いで解決する民法上の和解は、示談とも呼ばれ、交通事故による損害賠償紛争などの多くはこの方式で解決されている。裁判上の和解には、紛争防止などのために簡易裁判所に申し立てる即決和解ないし起訴前の和解と、訴訟の途中裁判官めに応じたりして当事者が合意する訴訟上の和解とがある。近年では、地方裁判所に係る民事訴訟事件の3割強が和解で終了しており、判決と並んで、民事訴訟事件処理の両輪とされる。
(土井真一 京都大学大学院教授 / 2007年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

デジタル大辞泉

わ‐かい【和解】
[名](スル)
争っていたもの、反発しあっていたものが仲直りすること。「対立する二派が和解する」
民事上の紛争で、当事者が互いに譲歩して争いをやめること。契約によるものと、裁判所においてなされるものとがある。
わげ(和解)
[補説]書名別項。→和解

出典:小学館
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わ‐げ【和解】
わかい(和解)1」に同じ。
「君の―を勧むるや誠に謝すべしと雖も」〈織田訳・花柳春話
外国文を日本語で解釈すること。また、その解釈。
「阿蘭陀(オランダ)の書をも―なしたらば」〈蘭学事始

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わかい【和解】[書名]
志賀直哉中編小説。大正6年(1917)10月、「黒潮に発表。翌年刊行の作品集「夜の光」に収録。著者自身とその父親との、不和と和解を描いた私小説

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世界大百科事典 第2版

わかい【和解】
紛争の当事者が互いに譲歩して紛争を自主的に解決すること。法律上,民法上の和解と裁判上の和解に大別される。 民法上の和解は,当事者が互譲によってその間に存する争いをやめることを内容とする契約である(民法695条)。ABに対する債権額につき,Aは100万円だと主張し,Bは50万円であるといって争い,結局70万円で折り合う,などというのがその例である。民法上の和解は示談とも呼ばれる。和解の対象となる争いは原則としてなんでもよいが,身分関係の争い(たとえば,親子関係の確認請求)のように当事者が自由に処分しえない権利関係は和解の対象とならない。

出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典

わ‐かい【和解】
[1] 〘名〙
① 争いをやめて仲直りすること。和睦。わげ。また、仲裁すること。
※史記抄(1477)六「言は雖有疑心然れども事已、和解しつるうへはと云義なり」 〔史記‐韓王信伝〕
② 心がなごやかになること。なごやかに打ちとけること。
※歌舞伎・成田山分身不動(1703)三「旋陀女といふ后、彼の岩屋へ来り、色をもって誑かし、かの通力自在の仙人忽ち和解(わかい)す」 〔荀子‐王制〕
③ 民事上の紛争について、当事者が、互いに譲歩して争いをやめる契約。民法上の和解契約のほか、訴えを起こす前に当事者が簡易裁判所に出頭してする即決和解、訴訟の係属中に裁判官の仲裁によってする裁判上の和解などがある。〔仏和法律字彙(1886)〕
④ キリスト教で、神の恩恵として、人間に与えられるもの。イエス‐キリストの十字架の死による贖罪によって成就されるとしている。
[2] 小説。志賀直哉作。大正六年(一九一七)発表。長年にわたる父との確執が次第に氷解していくまでの主人公順吉の心の動きを描く。骨肉の愛情と憎悪の相剋にからむ苦悩と焦燥を描いた私小説。

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わ‐げ【和解】
〘名〙
① 他の国の言語を日本語で解釈すること。また、むずかしい文章や文字をわかりやすく解き明かすこと。また、その解釈。
※通俗酔菩提全伝(1759)凡例「今唯随て之を和解(ワゲ)し、更に文彩を用ず」
② 仲直りすること。わかい。〔新撰字解(1872)〕

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