●唐来三和【とうらいさんな】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
唐来三和
とうらいさんな
[生]寛延2(1749).江戸?
[没]文化7(1810).1.25. 江戸?
江戸時代後期の戯作者,狂歌作者。本姓,加藤氏。狂名は初め質草少々。文化6 (1809) 年9月3日没ともいう。武家出身だが,書肆蔦屋重三郎方に食客となったのち,本所松井町の娼家に入り婿,和泉屋源蔵と称した。狂歌に親しみ,天明狂歌壇の一翼をになう一方,戯作者としても立ち,黄表紙で滑稽を描き,洒落本では黄表紙や狂歌の素地を発揮して奇抜な構想の異色作を発表した。主著,黄表紙『莫切自根金生木 (きるなのねからかねのなるき) 』 (1785) ,『天下一面鏡梅鉢』 (89) ,洒落本『三教色 (しき) 』 (83) ,『和唐珍解』 (85) 。
[没]文化7(1810).1.25. 江戸?
江戸時代後期の戯作者,狂歌作者。本姓,加藤氏。狂名は初め質草少々。文化6 (1809) 年9月3日没ともいう。武家出身だが,書肆蔦屋重三郎方に食客となったのち,本所松井町の娼家に入り婿,和泉屋源蔵と称した。狂歌に親しみ,天明狂歌壇の一翼をになう一方,戯作者としても立ち,黄表紙で滑稽を描き,洒落本では黄表紙や狂歌の素地を発揮して奇抜な構想の異色作を発表した。主著,黄表紙『莫切自根金生木 (きるなのねからかねのなるき) 』 (1785) ,『天下一面鏡梅鉢』 (89) ,洒落本『三教色 (しき) 』 (83) ,『和唐珍解』 (85) 。
出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「唐来三和」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●唐来三和の関連情報
関連キーワード
| 丸山権太左衛門| ゲーテ| 信達騒動| 怪談(妖怪や幽霊にかかわる話)| 信達一揆| 吉田藩(三河国)| 大塚家具| 県産の野菜| 博多あまおう| アペール|