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唐来参和【トウライサンナ】

デジタル大辞泉

とうらい‐さんな〔タウライサンワ〕【唐来参和】
[1744?~1810]江戸後期狂歌師戯作者は加藤。別号、質草少々など。通称和泉屋源蔵武士の出身で、狂歌は四方赤良(よものあから)の門下洒落本和唐珍解」、黄表紙莫切自根金生木(きるなのねからかねのなるき)」など。

出典:小学館
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus

唐来参和 とうらい-さんな
1744-1810 江戸時代中期-後期の戯作(げさく)者,狂歌師。
延享元年生まれ。武家の出身だが,江戸の娼家(しょうか)の婿(むこ)養子となり,和泉屋源蔵を称した。洒落(しゃれ)本に「三教色(さんきょうしき)」,黄表紙に「莫切自根金生木(きるなのねからかねのなるき)」がある。狂歌は四方赤良(よもの-あから)の門人。文化7年1月25日死去。67歳。本姓は加藤。狂号は質草少々。号は三和ともかく。

出典:講談社
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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典 第2版

とうらいさんな【唐来参和】
1749‐1810(寛延2‐文化7)
江戸後期の戯作者,狂歌師。姓は加藤,通称和泉屋源蔵,別号唐来山人,松下井三和,狂歌号は質草少々(しちぐさしようしよう)。江戸の人。武士の家柄幕府の高家に仕えたというが定かではなく,同時期の黄表紙作者奈蒔野馬乎人(なまけのばかひと)(志水燕十)と同一人物との説もある。版元蔦屋重三郎義弟となり,本所松井町(墨田区千歳)の娼家に入婿したが,晩年は離縁され落魄のうちに終わった。最初,洒落本《三教色》(1783)を書き,翌々年の《和唐珍解(ほうとんちんけい)》が長崎丸山遊廓での唐人の遊興を描き,そのを唐音でいわせ,日本語の訳を付けるという趣向で注目をひき,黄表紙《莫切自根金生木(きるなのねからかねのなるき)》(1785)が外題(げだい)の回文(かいぶん)の趣向と,金が出来て出来て苦しむという現実を逆転させた趣向によって黄表紙中の傑作と評価され,《天下一面鏡梅鉢》(1789)は寛政改革を風刺して評判になった。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

唐来参和
とうらいさんな
(?―1810)

江戸後期の戯作(げさく)者、狂歌師。姓は加藤、通称を和泉(いずみ)屋源蔵といい、別に伊豆亭、質草少々(しちぐさのしょうしょう)と号した。某高家の家臣だったが、天明(てんめい)(1781~89)初年に町人となり、江戸本所松井町の娼家(しょうか)和泉屋の入り婿となった。洒落本(しゃれぼん)『三教色(さんきょうしき)』(1783)を初作に、奇抜な趣向と滑稽(こっけい)の才を駆使して『大千世界牆(だいせんせかいかきね)の外(そと)』、回文の題名で知られる『莫切自根金生木(きるなのねからかねのなるき)』などの黄表紙(きびょうし)を書いたが、1789年(寛政1)松平定信(さだのぶ)の改革政治を揶揄(やゆ)した黄表紙『天下一面鏡梅鉢(かがみのうめばち)』で絶版処分を受け、以後にみるべきものは少ない。ほかに洒落本『和唐珍解』、黄表紙『頼光邪魔入(らいこうじゃまいり)』などがある。

[宇田敏彦]

『小池正胤・宇田敏彦他編『江戸の戯作絵本(三)』(社会思想社・現代教養文庫)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

とうらい‐さんな タウライサンワ【唐来参和】
江戸後期の狂歌師、戯作者。別号唐来山人。狂歌は蜀山人の門で、狂名は、質草少々。武士の出で、のち本所松井町(墨田区千歳)の娼家和泉屋に入婿。作品に、洒落本「和唐珍解」、黄表紙「莫切自根金生木(きるなのねからかねのなるき)」など。延享元~文化七年(一七四四‐一八一〇

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