@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

喪屋【もや】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

喪屋
もや
イミヤともいう。死者血族が一定期間,葬地の近くで忌籠りをするための小屋伊豆諸島では広く設置されていた。現在では忌籠りの習俗がすたれたため屋もほとんど痕跡を残すばかりで,墓上の小屋形や屋根形のもの,つまり霊屋と称するものが,喪屋の退化変形したものと考えられている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

も‐や【喪屋】
墓の近くに造った、遺族が喪中を過ごす家。
本葬まで死体を安置しておく所。もがりのみや。あらき。
「乃ち其処に―を作りて」〈・上〉

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

もや【喪屋】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

喪屋
もや

死者の近親者が、遺体のそばで忌(いみ)ごもりの生活を送った小屋。『古事記』『日本書紀』以来の記録があるが、現在は痕跡(こんせき)だけをとどめる。長崎県対馬(つしま)では以前は士族は野辺に喪屋を設けて暮らす風習があり、伊豆の新島(にいじま)や三宅(みやけ)島でも門屋(かどや)という小屋にこもった。屋内の一室で別火(べっか)の生活を送る例、7日間は朝夕に墓参する例などがあり、埋葬した上に小屋形の霊屋(たまや)を置くなども、喪屋の名残(なごり)と考えられている。

[井之口章次]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

む‐や【喪屋】
〘名〙 風葬時代の墓穴。奄美諸島の喜界島でいう。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

も‐や【喪屋】
〘名〙
① 葬式まで、死体を安置しておく所。もがりのみや。あらき。
※古事記(712)上(兼永本訓)「乃ち其の処に喪屋(モヤ)を作りて、河鴈を岐佐理持〈岐より下の三字は音を以ゐる〉と為」
② 死者の霊を慰めるため、墓所の近くにつくって、遺族が喪中を過ごす家。
※随筆・折たく柴の記(1716頃)中「寺より御墓所に渡り給ふほど、雹(あられ)のはらはらとふりきぬと覚えたりし。其物の御喪屋の上には、殊に多くたまりしを」

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

喪屋」の用語解説はコトバンクが提供しています。

喪屋の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation