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回・廻・周【まわり】

精選版 日本国語大辞典

まわり まはり【回・廻・周】
[1] 〘名〙 (動詞「まわる(回)」の連用形の名詞化)
① まわること。回転すること。回転の仕方。転じて、頭脳や組織などの働きの具合にいう。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※護持院原の敵討(1913)〈森鴎外〉「『お役人方に伺ひましたが、多分忌中だから御沙汰がないだらうと申すことで』〈略〉『大きい車は廻(マハ)りが遅いのう』」
② そのものが外界と接している面やふち。ぐるり。
※源平盛衰記(14C前)一「髪を肩の廻(マワ)りにおきまはして」
③ ある物をとり囲んでいるあたり。周辺。また、その人の身辺の雑事。
※土井本周易抄(1477)三「凡そ頤の卦はをとがいでまわりが囲で口のやうなぞ」
④ 順に移ってくること。めぐってくること。
※日本人のへそ(1969)〈井上ひさし〉二幕「順番の廻りの遅いのに業を煮やし」
⑤ 一定の範囲を順にまわり歩くこと。また、その人。警戒とか、商売とか、一定の目的のために、めぐり歩く者をさしていう。
※滑稽本・浮世床(1813‐23)二「町内の廻(マハ)りでも、床(とこ)でも、代りとなると」
⑥ 遠い道を取って行くこと。まわり道。迂回路。
※滑稽本・続膝栗毛(1810‐22)一一「『あとへもどって大戸へ出ていかっしゃい』『ソリャアよっぽどまはりかね』」
⑦ ある地点を経由したり、または、ある方向のコースをとったりして行くこと。
※家(1910‐11)〈島崎藤村〉下「名古屋廻りの道筋を取って帰国すること」
⑧ 自然にめぐってくる運命。まわりあわせ。
※浮世草子・新色五巻書(1698)一「運のまはりによって俄牢人となり」
⑨ 酒宴で、さかずきをめぐらすこと。また、その作法。酒盃の献酬。
※浮世草子・好色一代男(1682)四「盃のまはりも覚、あいするといふ事もしるぞ」
⑩ 行きわたること。酒・薬などがからだ全体に行きわたったり、火が燃えわたったりすることについていう。
※浮世草子・世間娘容気(1717)三「今ぞ女房が廻(マハ)りのよひ薬屋へ入聟が匕加減(さじかげん)
⑪ おかずをいう、女房詞。菜。まり。飯のまわりに置いたところからいう。
※皇太神宮年中行事(1192)二月「廻八種、此内四簣盛」
[2] 〘接尾〙
① 数詞に付いて物の回転する回数を数えるのに用いる。
② 長さをあらわす数詞に付いて、周囲の長さがそれだけあるものを意味する。
※胡瓜遣(1872)〈仮名垣魯文〉初「肩へ五寸まはりのほどな瘤をこせへて」
③ 時間の経過の区切りを表わす語。
(イ) 干支(えと)の十二支から、一二年を単位として、一まわりという。
※浄瑠璃・鑓の権三重帷子(1717)上「母(かか)は三十七の酉(とり)、父様は一廻り上の酉で、四十九」
(ロ) 湯治や服薬療法などの日数について、普通、七日を単位として、一まわりという。
※俳諧・昼礫(1695)「湯治する迚吉原に二七日マハリ」
※浄瑠璃・蒲冠者藤戸合戦(1730)三「則薬も此ごとく三廻(マハ)り分ふくろに入れ」
④ 容積、太さなどを比較する場合に、その区切り程度を漠然と表わす語。
※こがね丸(1891)〈巖谷小波〉二回「吾よりは二層(マハリ)も大なる虎の」

出典:精選版 日本国語大辞典
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