●回転運動【かいてんうんどう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
回転運動
かいてんうんどう
rotational motion
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デジタル大辞泉
かいてん‐うんどう〔クワイテン‐〕【回転運動】
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世界大百科事典 第2版
かいてんうんどう【回転運動 rotation】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
回転運動
かいてんうんどう
質点または質点の集まり、もしくはその特別なものとしての剛体が、固定点ないしは回転軸から距離および相互の位置を変えずに行う運動のこと。回転運動を考えるとき、慣性系に対して回転する座標系を考えると便利な場合がある。このような座標系を回転座標系という。静止という概念は絶対的なものではない。たとえば回転しているメリーゴーラウンドに乗っている人にとっては周囲の風景のほうが回転しているように見える。運動のありさまを記述するということだけ考えるならば、大地とメリーゴーラウンドのどちらが静止しているかを決める決め手はない。いいかえれば、どのような座標系も運動学的には平等である。回転運動には、たとえば太陽の周りの惑星の運動や地球の自転、またこまの運動のように、それ自身の心棒の周りに自転しているほかに、その心棒が鉛直線の周りに回転する歳差運動、さらに心棒の傾きの変化を伴う章動とよばれる複雑な回転運動もある。
回転系においては、慣性系において与えられた力のほかに次の3種類の見かけの力(慣性力)が現れる。(1)mr× 角速度ベクトルωが時間とともに変化する場合にのみ現れる力で、特別に名前はついていない。(2)2m
×ω コリオリの力。質点の回転系における速度
と角速度ベクトルの両方に垂直な力である。(3)mω×(r×ω) 遠心力。大きさはmρω2で方向は回転半径ベクトルρの向きに一致している。mは質点の質量、rは質点の位置ベクトル、その上の点は時間の第一微係数(すなわち
=dr/dt)、×はベクトル積を表す。回転が一様ならば
=0なので(2)および(3)の力だけとなる。質点が回転系に対して静止すれば(2)の力は消えて遠心力のみとなる。
[村岡光男]
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精選版 日本国語大辞典
かいてん‐うんどう クヮイテン‥【回転運動】
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