●因縁【いんねん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
因縁
いんねん
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デジタル大辞泉
いん‐ねん〔‐エン〕【因縁】
1 仏語。物事が生じる直接の力である因と、それを助ける間接の条件である縁。すべての物事はこの二つの働きによって起こると説く。
2 前世から定まった運命。宿命。「出会ったのも何かの
3 以前からの関係。ゆかり。「父の代から
4 物事の起こり。由来。理由。「いわれ
5 言いがかり。
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世界大百科事典 第2版
いんねん【因縁】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
因縁
いんねん
因と縁(えん)。直接に結果を生ずる「因」に対して、そのプロセスで間接的に働く諸条件を「縁」と称する。ときに因もしくは縁だけで、因と縁との両者をさすこともあり、また因縁といって一方をいう場合もある。仏教では、いっさいのものが因縁によって生じ、とどまり、変化し、滅すると考えて、他から干渉する超越的な作用を排除する。したがって、因に6種(六因)、縁に4種(四縁)、果に5種(五果)をたて、因―縁―果の分析はきわめて精密で鋭い。なお世界の諸思想史を眺めて、因の重視はあっても、縁に及ぶ深い考察は仏教のみといえよう。また縁は、因―果を積極的に助けるだけではなく、消極的に妨害しないというあり方も見逃してはならない。
[三枝充悳]
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精選版 日本国語大辞典
いん‐ねん ‥エン【因縁】
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いん‐えん【因縁】
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