@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

固体電解質【コタイデンカイシツ】

デジタル大辞泉

こたい‐でんかいしつ【固体電解質】
固体状態のまま、外部から電場をかけることで容易にイオンを移動させることができる物質のこと。酸化物を添加した安定化ジルコニアなどが知られ、燃料電池酸素検出器などに利用される。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

知恵蔵

固体電解質
水に塩類を溶解させると、はイオンに離し、イオンが動けるので溶液は導電性になる。これを電解質と称する。セラミックスなどイオン結合性の固体では、特に高温の場合、イオンが電場の作用により動けるようになる。そこで不純物格子欠陥を持ち込んでイオンを動きやすくしたものを固体電解質という。安定化ジルコニア酸素イオンが動くもので、酸素センサーとして広く使われ、燃料電池用材料としても有望である。
(徳田昌則 東北大学名誉教授 / 2007年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

固体電解質
こたいでんかいしつ
solid electrolyte
溶液にしなくても固体のままで高いイオン伝導性を示す電解質。固体中でもイオンの拡散速度が大きく,そのイオンが電荷を運ぶため伝導性(→電気伝導)が現れる。典型的な例としては安定化ジルコニアがあげられる。安定化ジルコニアは,ジルコニア(二酸化ジルコニウム ZrO2)に酸化マグネシウム MgO,酸化カルシウム CaO,あるいは希土類酸化物(→希土類元素)を数%添加したもので,内部で酸素イオンが移動する。電気伝導率が高く,高温でも安定なため,発熱体や酸素センサ,燃料電池などとして利用される。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

化学辞典 第2版

固体電解質
コタイデンカイシツ
solid electrolyte

融点より低温で高いイオン伝導性を示す固体.固体の電気伝導は,一般に電子や正孔によってなされるが,イオン性結合を含むある種の固体は,固体を構成するイオン自身が動くことでも電気を運ぶ.これらのイオンによる電気伝導率を有する固体のうち,全導電率に占めるイオン伝導率の割合が99% 以上のものを固体電解質という.代表的な固体電解質として超イオン伝導体ともよばれるα-AgI,Na-β-Al2O3安定化ジルコニアがある.イオン伝導性物質の各電荷担体による部分伝導率は温度,雰囲気などに依存するため,固体電解質とみなせる温度,雰囲気に注意する必要がある.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

固体電解質」の用語解説はコトバンクが提供しています。

固体電解質の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation