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国体【こくたい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

国体
こくたい
一般的には国柄や国風を意味し,この用例漢籍や古代日本にもみられる。しかし中国や西洋に対して日本の優越を示す根拠として,国生み神話に基づく天皇の神聖性とその君臨の持続性を内容とする意味で用いられるのは,19世紀以降水戸学に始る。維新以後も,一般の論説のほか,教育勅語や新聞紙条例,治安維持法などの法令にも国家体制の正当性を示す言葉として登場するが,意味内容は明確ではない。またその使用には論争性が当初から伴われ,福沢諭吉や加藤弘之ら明治初期の啓蒙思想家からの批判や,明治末期から大正期の穂積八束の憲法解釈に対する美濃部達吉の批判が代表的なものである。昭和期には左翼勢力や美濃部天皇機関説に代表されるリベラルへの弾圧の根拠としてその神話的解釈が一層強調され,その傾向は国体明徴や文部省の『国体の本義』に頂点をみる。敗戦および新憲法制定を通じて,統治の正当性根拠としての役割は終焉した。

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国体
こくたい
国民体育大会」のページをご覧ください

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朝日新聞掲載「キーワード」

国体
1946年に始まった、47都道府県回り持ちで毎年冬・秋に開催される国民体育大会メーンとなる秋の大会は今年、山口県であり、38競技(公開競技の高校野球を含む)で都道府県別に争う。入賞者を出したチームに得点が入り、その合計順位争い、男女総合の優勝チームに天皇杯が贈られる。1964年の新潟から昨年の千葉まで、47回中46回は秋の開催地の都道府県が優勝している。
(2011-06-22 朝日新聞 朝刊 3社会)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

こく‐たい【国体】
国家の状態。くにがら。
国のあり方。国家の根本体制。「国体を護持する」
主権の所在によって区別される国家の形態。君主制共和制など。
国民体育大会」の

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

こくたい【国体】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

こくたい【国体】

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精選版 日本国語大辞典

こく‐たい【国体】
〘名〙
① 国家の状態。くにがら。くにぶり。
※玉葉‐養和元年(1181)一一月五日「伯耆国御厨年来、故女院御領也、被国之条、不当事也、然而国体不便、仍不沙汰」 〔漢書‐成帝紀〕
② 国家の体面。国家の体裁。
※随筆・折たく柴の記(1716頃)中「かかる事ども、国体にしかるべからず」 〔漢書‐翟方進伝〕
③ 国家を統治権の存在状態によって区分した形態やその特質。君主制、共和制、立憲君主制など。
※西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉初「史記以て時勢の沿革を顕はし、政治以て国体の得失を明にし」
④ 特に日本では天皇統治の観念を中核とした国のあり方をいう。幕末から第二次大戦前にかけて、民族的優秀性を示す概念として用いられた。→国体明徴運動
※風俗画報‐一八〇号(1899)論説「我が国体の世界万国に冠絶せる一事なり」
[補注]「国体」という表記は、日本でも古く「天穂比命を国体見(みせ)に遣はしし時に」 〔延喜式‐祝詞・出雲国造神賀詞〕とみえるが、出雲板訓ではクニカタと読まれている(国状の意)。

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社日本史事典 三訂版

国体
こくたい
記紀神話の天孫降臨の神勅原理を置いた天皇支配の国家のあり方
日本は天照大神 (あまてらすおおみかみ) をとする万世一系の皇統が支配するものと定められているという考え。満州事変契機に台頭した軍部・右翼勢力は,天皇を国家の最高の機関とする美濃部達吉の憲法学説(天皇機関説)を国体否認の反逆思想として攻撃し,岡田啓介内閣は天皇の権力の絶対性を強調し,「国体明徴」の声明を発した。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
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国体
国民体育大会」のページをご覧ください

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