●国民之友【こくみんのとも】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
国民之友
こくみんのとも
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デジタル大辞泉
こくみんのとも【国民之友】
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世界大百科事典 第2版
こくみんのとも【国民之友】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
国民之友
こくみんのとも
1887年(明治20)2月、民友社を設立した徳富猪一郎(いいちろう)(徳富蘇峰(そほう))が創刊した総合雑誌。誌名は蘇峰が愛読していたアメリカの『ネーション』誌からとった。表紙には「THE NATION'S FRIEND」「政治社会経済及文学之評論」とあった。その標榜(ひょうぼう)するところは「人民全体ノ幸福ト利益」を主張する平民主義にあり、明治維新、自由民権の激動期を経た明治20年代の言論・思想界に大きな影響を与えた。日清(にっしん)戦争後、蘇峰が国家主義者に転向したため、民友社の刊行物は読者に支持されず、98年『国民新聞』に併合されて廃刊した。執筆陣には内村鑑三(かんぞう)、新渡戸稲造(にとべいなぞう)、横山源之助、田口卯吉(うきち)、中江兆民(ちょうみん)ら一流の知識人が動員され、二葉亭四迷(ふたばていしめい)、山田美妙(びみょう)、森鴎外(おうがい)、山路愛山(やまじあいざん)らの文学論、創作、詩、史論に関しても近代文学史上に大きな足跡を残した。
[京谷秀夫]
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精選版 日本国語大辞典
こくみんのとも【国民之友】
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旺文社日本史事典 三訂版
国民之友
こくみんのとも
1887年徳富蘇峰が山路愛山らと民友社を結成して創刊。その進歩的平民主義(個人の自由と平等)は,国粋主義の『日本人』と対抗し,論壇・文壇をリードした。日清戦争('94〜95)後,蘇峰の海外膨張論への転向で衰微し,'98年廃刊。
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