@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

国際人道法【こくさいじんどうほう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

国際人道法
こくさいじんどうほう
international humanitarian law
狭義では,交戦法規のなかで傷病者,難船者,捕虜,文民抑留者などの戦争犠牲者の保護を目的とした諸法規 (1949年ジュネーブ諸条約) を意味するが,広義では個人の人権尊重を確保するための国際諸法規 (条約) を意味する。公式に国際人道法の語が用いられたのは,1971年に戦争犠牲者4条約の改定を目的に招集された「武力紛争に適用される国際人道法の再確認と発展のための政府専門家会議」が初めであった。この会議の結果,2つの追加議定書が 77年に採択され,上記条約では否定されていた非正規 (ゲリラ) 戦闘への法規の適用が新たに認められた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

朝日新聞掲載「キーワード」

国際人道法
世界196の国が加入する四つの「ジュネーブ諸条約」(1949年)を柱とする、戦時に適用される国際法規。戦闘員以外を保護の対象とし、捕虜の取り扱いのほか、軍事目標と民間人・民用施設の区別、攻撃時に民間人が避難するための事前警告などを定める。 民間人を含む膨大な犠牲者を出した第2次世界大戦の教訓から、傷病兵救護などを定めた前身ジュネーブ条約(1864年)が戦後に四つの諸条約に発展した。ほかに兵器の規制として化学兵器禁止条約、対人地雷禁止条約などもある。ICRCは、ジュネーブ諸条約から役割を与えられた国際組織で「国際人道法の番人」とも呼ばれる。
(2019-07-26 朝日新聞 朝刊 2社会)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

こくさい‐じんどうほう〔‐ジンダウハフ〕【国際人道法】
戦争・武力紛争下においても人道が守られることを目的として、負傷兵・病兵・捕虜・武器を持たない一般市民などへの配慮と対応を規定した、ジュネーブ条約などの国際法総称。国際赤十字赤新月運動などの法的根拠とされる。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

こくさいじんどうほう【国際人道法】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

こくさいじんどうほう【国際人道法】
戦争犠牲者を保護し、戦闘の手段・方法を人道原則によって規制する国際法。狭義では、交戦法規のうち、戦争犠牲者の保護について定めるもののみを指す。赤十字条約など。 → 交戦法規赤十字条約

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

国際人道法
こくさいじんどうほう
International Humanitarian Law
戦争ないし武力紛争に適用されるべき国際法規の一群をさすが、新しい呼称であるため、その概念や範囲についてかならずしも統一されていない。この呼称は、赤十字国際委員会と国際連合の協力によりジュネーブで開催された「武力紛争に適用される国際人道法の再確認と発展」のための政府専門家会議(1971)において用いられ、引き続く外交会議(1974~77)で正式に採用された。そこで取り扱われた内容からみると、国際人道法とは、明らかに人道的性質を有する戦争法の規則、すなわち人および人に不可欠な物を保護する規則をさす。より詳しくいえば、「戦争犠牲者保護条約」(1949締結)のようなジュネーブ法のみならず、人道的理由から敵対行為、兵器の使用、戦闘員の行動、復仇(ふっきゅう)の行使に対して限界を定めた規則いわゆるハーグ法、ならびにこれらの規則の正常な適用を確保するための監視や刑事制裁の規則を含むものである。しかし、戦争法に属する規則のうち、敵対行為の開始・終了、敵財産処理、海戦・空戦に関する規則、中立法規は国際人道法に含まれない。この呼称がよく用いられるようになった理由としては、戦争の違法化された今日の国際社会において戦争法の名称を避ける傾向にあること、また兵器の発達、総力戦やゲリラ戦の一般化による戦争犠牲者の増大や被害の残虐化に対して人道的観点から対処する必要のあること、があげられる。[藤田久一]
『藤田久一著『国際人道法』(1980・世界思想社)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

国際人道法」の用語解説はコトバンクが提供しています。

国際人道法の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation