●国際司法裁判所【こくさいしほうさいばんしょ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
国際司法裁判所
こくさいしほうさいばんしょ
International Court of Justice
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デジタル大辞泉
こくさい‐しほうさいばんしょ〔‐シハフサイバンシヨ〕【国際司法裁判所】
[補説]ハーグに本部を置く国際司法機関として「国際刑事裁判所(ICC)」があるが、こちらはジェノサイドといわれる集団殺害犯罪などを犯した個人を裁く機関。
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世界大百科事典 第2版
こくさいしほうさいばんしょ【国際司法裁判所 International Court of Justice】
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知恵蔵mini
国際司法裁判所
(2012-08-17)
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日本大百科全書(ニッポニカ)
国際司法裁判所
こくさいしほうさいばんしょ
International Court of Justice
第二次世界大戦後、国際連盟時代の常設国際司法裁判所Permanent Court of International Justiceを継承した国際連合の主要な司法機関。略称ICJ。所在地はオランダのハーグ。今日の国際社会において国家間の紛争を解決するため、係争事件でも勧告事件でも、国際法の権威的認定のために利用されうる唯一の世界的な常設裁判所である。
国際司法裁判所は、国連の安全保障理事会と総会で選出される15人の裁判官で構成される。3年ごとに5名を改選。任期は9年。選出の規準は、なによりも徳望、専門能力において高度の個人的資格を具備することである。裁判官は本来国家代表の性格をもつものではないが、その構成において世界性よりも偏った西欧色に批判が強まり、現在ではだいたい均衡のとれたものになった(西欧およびその他の国5、ラテンアメリカおよびカリブ海諸国2、東欧2、アジア3、アフリカ3)。なお日本からは、田中耕太郎(1890―1974。在任期間1961~1970)、小田滋(しげる)(1924― 。同1976~2003。1991~1994同副所長)、小和田恆(ひさし)(1932― 。同2003~2018。2009~2012同所長)、岩沢雄司(1954― 。同2018~ )が裁判官に任じられている。
裁判所の管轄権は、当事国の同意に基づき、すでに発生した具体的紛争についてだけでなく、将来発生しうべき不定数の紛争についても設定することができる。裁判所は、国によって付託される紛争の裁判をするほか、国際機関の要請があったときには、法律問題について勧告的意見を与えることができる。
国際司法裁判所の冷戦後の特徴としては、第一に、ジェノサイド(集団殺害)、人民自決権、テロリズム、核兵器の使用といった国際社会全体の利益にかかわるような事件や問題が相次いで付託されてきたことがあげられる。第二に、従来国際司法裁判所には無関心であった旧ソ連・東欧の国々が、選択条項の受諾の宣言をすることによって裁判所の管轄権を受け入れたり(エストニア、ブルガリア、ハンガリー、ジョージア(グルジア)、ポーランド)、また紛争当事国が合意して紛争を付託して裁判所の判決を得たり(1997年のハンガリーとスロバキア間に起こったダム建設に関する係争)していることなどがあげられる。
[皆川 洸・川﨑恭治]
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精選版 日本国語大辞典
こくさい‐しほうさいばんしょ ‥シハフサイバンショ【国際司法裁判所】
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旺文社世界史事典 三訂版
国際司法裁判所
こくさいしほうさいばんしょ
International Court of Justice
オランダのハーグに置かれた。国際連盟の補助機関であった常設国際司法裁判所の後身。国連の全加盟国を拘束する権限をもつ。
出典:旺文社世界史事典 三訂版
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