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国際石油資本【こくさいせきゆしほん】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

国際石油資本
こくさいせきゆしほん
石油の生産(→アップストリーム)から販売(→ダウンストリーム)まで,世界規模で一貫して操業する大手の石油会社。メジャーズとも呼ぶ。第2次世界大戦前は,ガルフ・オイルモービル,スタンダード・オイル・オブ・カリフォルニア(ソーカル),エクソンテキサコロイヤル・ダッチ・シェル,アングロ・ペルシアン石油の 7社が七大メジャー(セブン・シスターズ)と呼ばれた。今日では,エクソンモービル,ロイヤル・ダッチシェルBPシェブロントタルの 5社が五大メジャーとして有名。

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世界大百科事典 第2版

こくさいせきゆしほん【国際石油資本】

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日本大百科全書(ニッポニカ)

国際石油資本
こくさいせきゆしほん

一般にはかつて国際石油カルテルを構成したアメリカ、ヨーロッパ系の巨大石油会社7社をさす。メジャーMajor(International Oil Majorsの略称)ともいわれ、米系のエクソン、モービル、ガルフ石油、テキサコ、カリフォルニア・スタンダード石油、英系のブリティッシュ・ペトロリアム(BP)、英蘭(らん)系のロイヤル・ダッチ・シェルの7社で、これらが多くの面で結束をみせたことからセブン・シスターズSeven Sisters(七大石油会社)とも称された。このほか仏系の旧フランス石油(現在はトタルフィナ・エルフ)がメジャーに加えられることもあったが、規模は前記7社に比べるとかなり小さかった。これら巨大石油企業は、探鉱、開発、採油などから、タンカーやパイプラインによる輸送を経て、精製、貯蔵、販売、さらに石油化学に至るまで垂直的統合を成し遂げ、世界的規模で支配、経営を行う典型的な多国籍企業である。これまで世界市場では互いに激しい競争を展開しながら、必要に応じて協定をはじめとする各種の手段によって協力しあう形をとってきている。

 第二次世界大戦後、メジャーは中東地域など世界の主要石油生産地の大半を支配していたが、1960年のOPEC(オペック)(石油輸出国機構)の結成に象徴されるように、資源保有国におけるナショナリズムの高まりとともに、産油国の事業参加、国有化が進められ、メジャーの独占的地位もしだいに低下していった。とくに1973年の石油危機(オイル・ショック)では、原油の生産量および価格の決定権をOPECに奪われるに至った。しかし、メジャーは精製、販売、あるいは探鉱、開発技術などの面ではいまだに大きな優位性を保っており、また石炭、原子力などの石油にかわるエネルギー開発にも進出するなど、世界のエネルギー市場での支配力は依然として強いものがある。

 1970年代の二度の石油危機を経て、1980年代に入ると、国際石油業界の再編成が進められてきた。1984年3月にガルフ石油がカリフォルニア・スタンダード石油(1984年7月にシェブロンと改称)に買収・合併されて以来、エクソンとモービルの合併(1999)、シェブロンとテキサコの合併(2001)を経て、BP、ロイヤル・ダッチ・シェル・グループ、エクソンモービル、シェブロンテキサコ、トタルフィナ・エルフのスーパー・メジャーに集約化されている。

[秋山憲治]

『浜渦哲雄著『国際石油産業――中東石油の市場と価格』(1994・日本経済評論社)』『米国連邦取引委員会著、諏訪良二訳『定本 国際石油カルテル――米国連邦取引委員会報告書』補正復刻版(1998・オイル・リポート社)』『石黒正康著『石油メガ再編――日本の石油業界・生き残りの条件』(1999・日刊工業新聞社)』『村上勝敏著『世界石油年表』(2001・オイル・リポート社)』『A・サンプソン著、大原進・青木栄一訳『セブン・シスターズ――不死身の国際石油資本』上下(講談社文庫)』『瀬木耿太郎著『石油を支配する者』(岩波新書)』『藤和彦著『石油神話――時代は天然ガスへ』(文春新書)』

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デジタル大辞泉

こくさい‐せきゆしほん【国際石油資本】

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