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圧縮機【あっしゅくき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

圧縮機
あっしゅくき
compressor
コンプレッサともいう。空気その他の気体圧縮して,高圧化・液化し,または高圧ガス流として吐出する機械。高圧化学工業,天然ガスなどの液化,冷凍,塗装,噴霧,燃焼炉送風,ジェット機関,内燃機関,空気コンベヤ,空気制動など,その機構の利用は非常に広い。通常吐出気流のゲージ圧力が 100kPa (1 kg/cm2 ) 以上のものを圧縮機,それ以下のものは送風機と呼ぶ。さらに送風機のうち 10kPa (0.1 kg/cm2 ) 以上のものはブロワ,それ以下のものはファンとして区別する。送風機・圧縮機の流量は重量流量 ( kg/s ) ,または体積流量 ( m3/s ) で表わす。構造はターボ形 (軸流式,遠心式) と容積形 (回転式,往復式) に大別できる。前者は流量は大きいが圧縮比が小さく,高圧圧縮機には数段重ねる方式をとる。後者は流量は小さいが圧縮比大で,特別高圧用 (最高 1000気圧程度) にはこれをさらに多段とする。いずれも圧縮気体は高温になるので途中で水冷をする。これは用途により使い分けられ,たとえば高圧ボンベのガス圧入やガスの液化・冷凍には多段往復動式,ジェット機関は連続大量供給を要するので軸流式多段圧縮機を用いる。このほかに容積形の回転式として,ベーン圧縮機,スクリュー圧縮機がある。なお,高圧空気の圧力エネルギーを原動力とする圧縮空気機械がある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

あっしゅく‐き【圧縮機】
気体を圧縮して必要な高圧状態にする機械。コンプレッサー圧縮ポンプ

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

あっしゅくき【圧縮機 compressor】
コンプレッサーともいう。外部より取り入れた気体に仕事(機械的エネルギー)を加え,気体のもつ力学的エネルギー(圧力,速度)を増加させ,それを最終的に圧力に変換して高圧の気体を得る機械。 それほど圧力の高くない気体を送風することはすでに古くから冶金などに利用されてきたが,18世紀になって蒸気水力動力源とした往復送風機が出現した。20世紀初頭にはイギリスのC.A.パーソンズの軸流圧縮機や,フランスのC.E.A.ラトーの発案に基づく蒸気タービン駆動の遠心圧縮機などターボ型圧縮機が製作されるようになって高圧の気体が得られるようになり,その後,製鉄鉱山,化学工業などにおいて圧縮機の需要が増え,その構造,機能および性能などが飛躍的に改善されてきた。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

あっしゅくき【圧縮機】
空気やその他の気体を圧力比2.0以上の高圧に圧縮する機械。圧力比がそれ以下の送風機や通風機とは区別する。コンプレッサー。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

圧縮機
あっしゅくき
compresser
気体を圧縮して高圧状態を得るための機械であり、とくに空気を圧縮するものをエアコンプレッサー(空気圧縮機)とよび分けられることもある。吐出(はきだ)し圧は通常1気圧以上である(大気圧を基準にして取り扱うのが一般で、絶対圧は2気圧である。とくに区別して表す場合にはゲージ圧と称する。この項で示す値はすべてゲージ圧を用いている)。ちなみに、吐出し圧が1気圧以下の場合は送気をする目的に用いられることが多く、通常、吐出し圧が水柱1000ミリメートル(約0.1気圧)未満のものはファン、それ以上1気圧以下のものはブロワーとよび送風機と総称し、圧縮機とは区別されている。
 気体を圧縮する目的としては、(1)高圧ガスのもつ力を利用する、(2)大きい流動抵抗にうちかって送気する、(3)体積を縮小して貯蔵または輸送する、(4)液化する(冷却を伴うことが多い)、(5)膨張により低温を発生させる(液化、蒸発過程を経る方法もある)などがあげられる。
 工業用圧縮機は回転型と容積型とに大別される。回転型ではさらに軸流式と遠心式(多翼型、ラジアル型、ターボ型)に分類され、また容積型のうち回転式はルーツ型、可動翼型、振り子型、ねじ型に、往復式は縦型と横型に分類される。大形圧縮機としては、圧力2000~3000気圧、容量1時間当り3万~5万立方メートル、往復式で段数6~7段、回転型で回転数毎分1万5000回転、動力は数千~3万キロワットのものが鉱業、化学工業などの分野でそれぞれの目的に応じて用いられている。
 運転特性として、とくに回転型圧縮機においては、風量と吐出し圧、効率などの間に各型式固有の特性があるので、この特性に従って運転する必要があり、実用上種々のくふうがなされている。[河村祐治]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

あっしゅく‐き【圧縮機】
〘名〙 気体を圧縮し、その圧力を高めるために用いる機械。圧搾機。コンプレッサー。

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

圧縮機
アッシュクキ
compressor

気体の吸い込みと圧縮により,圧力の高くなった気体を吐出する機械で,ターボ式と容積式に大別される.ターボ式は多数の翼をもつ羽根車(インペラ)の回転により,空気に運動エネルギーを与える方式であり,さらに気体が軸方向に流れる軸流式と,遠心方向に流れる遠心式とに分かれる.容積式には,シリンダー内をピストンが往復運動する往復式と,ケーシング内を回転子がまわる回転式とがある.

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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