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地主【ジシュ】

デジタル大辞泉

じ‐しゅ〔ヂ‐〕【地主】
土地の持ち主。じぬし。
その土地守り神地主の神

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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じ‐ぬし〔ヂ‐〕【地主】
土地の所有者。じしゅ。

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世界大百科事典 第2版

じぬし【地主】
〈じしゅ〉とも読み,広い意味では土地の所有者を指す。地主はこうした意味では階級社会の発生とともに存在したが,農業による生産を主とする時代になって,農地の所有は大きな意味をもち,自己の所有する農地を他人(小作人)に貸与・耕作させ,その代償として地代(小作料)を取り,自己のおもな生活収入とする階層が生じ,これを一般に〈地主〉と呼んだ。また自己の所有する土地を耕作する自作農と区別して,寄生地主ともいう。地主は私的土地所有を進めて大土地所有者となり,経済的,社会的に強力な権力を持つ地主階級を形成した。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

じしゅ【地主】

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日本大百科全書(ニッポニカ)

地主
じぬし

農地などの土地を貸し付けて得た地代を中心に生活する者をいう。地主は、古代以来現在に至るまで存在するが、その存在の仕方は各時代において異なる。封建社会では、支配階級を構成する領主が地主(封建的土地所有者)として最高の領有権をもち、農奴から地代を収取した。封建制から資本主義へ移行するのに伴い、地主的土地所有は近代的土地所有へと転化し、地主の存在も社会のなかで変化するが、日本においては、むしろ明治維新後の近代社会のなかで地主的土地所有が発展したところに大きな特徴がある。

 日本の耕地所有者は、戦前を通じてほぼ500万戸存在したが、そのなかから自作農と自小作農を除き、なんらかの形で土地を貸し付ける地主の構成は、1000町歩以上を所有する巨大地主を筆頭に、1町歩未満を貸し付ける膨大な零細地主に至るまでのピラミッド型をなしていた。

 地租改正から松方デフレへと至る経済変動のなかで多くの農民や中小地主が没落したが、それらの土地を集積した地主のなかからは、1000町歩以上も所有する巨大地主が現れた。山形の本間家、宮城の斎藤家、新潟の伊藤家・市島家などがその代表である。この巨大地主のもとには、さらに50町歩以上を所有する大地主が連なり、1924年(大正13)における農商務省調査によれば巨大地主・大地主が全国に3163戸存在した。このうち北海道が787戸でもっとも多く、ついで東北が753戸であった。自村を越えた広大な土地を所有するこれらの地主は、不在地の管理のために中小地主や有力小作農を支配人として配し、高率高額小作料の安定的な収取を図った。こうして巨大地主・大地主は、中小地主―零細地主と連なる地主的ヒエラルヒーのトップに位置し、農村社会の支配権を掌握していた。彼らはまた、貴族院多額納税議員や衆議院議員として天皇制国家を政治的にも支える役割を担った。

 ところで、小作料収入だけで生活ができるためには、3~5町歩の土地が最低必要であった。1908年(明治41)の5町歩以上所有者を全国でみると17万戸弱であり、そのもとには小作料収入だけでは生活不可能な零細地主が圧倒的に存在していた。零細地主には、自らも耕作をする耕作地主と他の職業を兼ねる不耕作地主とがあり、彼らはそれぞれ約100万戸ずつも存在していたと推定される。なかでも、概して1町歩未満を貸し付け、自らも農業経営に従事する耕作地主は、その多くが在村地主として存在しており、農村社会の実質的リーダーとしての役割を担っていた。

 このような構成をとる日本の地主も、第一次世界大戦後には小作争議や経済変動のなかで徐々にその地位を後退させた。とりわけ小作料収入に寄生する地主の後退が著しく、戦時農業統制のもとでは、食糧増産の必要性から地主的土地所有への制限が強化され、地主の地位の後退がさらに進んだ。第二次大戦後の農地改革は、これらの地主の命運を最終的に閉ざした。

[大門正克]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

じ‐しゅ ヂ‥【地主】
〘名〙
① 土地の所有者。その土地を領有している人。領主。じぬし。
※令義解(833)田「若絶戸還公。〈謂。依下条。聴園地。即地主存日売訖者。不更還〉」
※高野山文書‐(宝徳二年)(1450)一二月三日・野田原公文代書状「ちしゅはさいふくいんにて候」 〔韓翃‐送王小府帰杭州詩〕
※謡曲・西行桜(1430頃)「きのふは東山地主の桜を一見仕りて候」

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じ‐ぬし ヂ‥【地主】
〘名〙
① 土地の所有者。土地の持ちぬし。また、土地を領有する人。荘園などの領主。じしゅ。
※東寺百合文書‐へ・弘安九年(1286)閏一二月一七日・律師宝意代官僧教語契状「ちぬし百しやうにとうしむして」
※滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前「あれが三十箇所の地主(ヂヌシ)さまの果だア」
② 「じぬし(地主)の神」の略。
※歌謡・松の葉(1703)四・丹前清玄「我等がぢぬしの堅牢地神(けんろうぢじん)に申しつけ、風来不動と為すべしと」

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とこ‐ぬし【地主】

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