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地域社会【ちいきしゃかい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

地域社会
ちいきしゃかい
community
共同社会,地域社会と訳されるが,この用語概念規定は数多くあるが,包括的な概念はないといえる。最初に学問的に使用したのは R.M.マッキーパーで,アソシエーションの対概念としてとらえ,「共同生活が営まれているあらゆる地域,または地域的基盤をもったあらゆる共同生活」と定義づけた。その後,幾多の実証的研究を経て,多くの研究者によって再規定が行われているが,今日では社会計画の有力な手段の一つとしてのコミュニティー形式という実践的概念として用いられることが多い。それを操作的に定義すれば「地域社会という生活の場において市民としての自主性と主体性と責任を自覚した住民により,共通の地域への帰属意識と人間的共感と共同利害をもって具体的な共通項目に向い,それぞれの役割をにないながら共通の行動をとろうとする態度のうちに見出され,また地域集団の体型としてのコミュニティーは具現される」といえよう。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ちいき‐しゃかい〔チヰキシヤクワイ〕【地域社会】
ある一定の地域に、共通した社会的特徴をもって成立している生活共同体。コミュニティー。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

ちいきしゃかい【地域社会】
一定の地域の人間関係によって結ばれる社会。地縁を契機として形成される社会であることから,〈地縁社会〉ともいう。かつて地域社会は,そこに居住する人びとの生活様式,生産様式,意識,態度などによって,他の地域とは異なる社会的特徴をもっていた。すなわち,農山漁村,都市はそれぞれ異なった社会性のもとに地域社会を形づくっていたのである。たとえば農村は生産と生活の場とが一致し,職業分化はそれほどみられず,ある程度の自給自足性をもっていることが社会的特徴といえた。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ちいきしゃかい【地域社会】
ある一定の地域に住む人々から成る社会。地縁社会。 → コミュニティー

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

地域社会
ちいきしゃかい
community
一定の地域的範域において形成される人々の社会生活のまとまりをいう。地域社会の範域としては、一つには、居住の場、消費の場としての家族集団を中心とした近隣関係を、いま一つには、居住の場や消費の場だけではなく、生産労働の場としての企業体とか事業所や、余暇活動の場としての盛り場などを含んだものを考えることができるといえよう。
 もとより、一時代前の人間の暮らしのように、消費生活や生産労働や余暇活動などの営みが家族や村社会の人々と同一地域でなされていたときには、これらの活動の場は重なっていたのであるが、しだいしだいに、生産労働や余暇活動の場が家族や村社会から離れて、別の場所で、別の社会関係のもとで営まれるようになると、地域社会の理解や把握においても、消費生活の場面に力点を置くものと、生産労働や余暇活動の場を含めて理解するものとに分かれてくる。このようにみてくると、地域社会の理解においても、何百年とか何世代にもわたって自然発生的、自生的に形成されてきた村的結合と、流動し移動する人々が一定地域に定住し、共住することを契機として、すこしでも住みよい街づくりへとお互いが努力し、取り組んでいくなかでつくられていく地域的まとまりとを、一つにくくってとらえるというのは妥当ではない、ということになるであろう。
 地域社会のうちにも、村社会や生まれ故郷とかいった「生み込まれる」という色彩が濃いものと、住民の合意や連帯や共同の活動のなかから「つくられる」という性格の強いものとの二つがあわせ存在しているのである。それゆえ、今日、そして今後の日本における地域社会というものを考える場合には、それを自然発生的、自生的な地域的なまとまりであると理解するよりも、共通の目標や関心をもつ人々が意識的、計画的につくりあげていくものだととらえるほうがより適切で妥当であろう。[園田恭一]
『園田恭一著『現代コミュニティ論』(1978・東京大学出版会) ▽蓮見音彦・奥田道大編『地域社会論』(1980・有斐閣)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ちいき‐しゃかい チヰキシャクヮイ【地域社会】
〘名〙 ある限られた範囲の土地に成立している生活共同体。また、人間の共同生活の行なわれる一定の地域。コミュニティ。
※文学の根本問題(1958‐59)〈中島健蔵〉一二「閉鎖的な地域社会へ、調査というような目的で外からの来訪者がある場合」

出典:精選版 日本国語大辞典
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