@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

地球潮汐【ちきゅうちょうせき】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

地球潮汐
ちきゅうちょうせき
earth tide
月,太陽などほかの天体引力によって固体地球に引起される変形現象。重力にして 0.1mGal程度の変化を生じる。月の引力による地球の上下方向の変位振幅は 20~30cmといわれる。地球潮汐の観測方法には,重力変化,地表面の傾斜伸縮緯度変化測定などがある。潮汐力による固体地球の変位量 (歪量) に基づいて,地球の剛性率が算出されている。一方,地震のP波,S波の速度から,地球内部の各深さの弾性率が計算されている。前者の地球潮汐力に基づくものと地震波による剛性率が独立に計算されて,しかも一致することが認められる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

知恵蔵

地球潮汐
地球と他の天体(特に月と太陽)が接近・離反する時、相互の引力の働きで、引き起こされる固体地球の変形。地球内部は、近似的には弾性体なので外力で変形し、それがジオイド面の変化(地面の傾斜や鉛直線方向の変化)となって表れる。温度変化の少ない地下に設置された伸縮計傾斜計で数〜数十cmの上下変動が観測されている。
(斎藤靖二 神奈川県立生命の星・地球博物館館長 / 2007年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

デジタル大辞泉

ちきゅう‐ちょうせき〔チキウテウセキ〕【地球潮×汐】
月や太陽の引力(潮汐力)によって起こる地球の周期的変動。海と同様の潮汐現象が固体部分に生ずるもので、地面の上下運動のほか、重力変化や土地の伸縮もみられる。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ちきゅうちょうせき【地球潮汐 earth tides】
海水に月や太陽の引力が作用し,その起潮力によって海面が昇降する現象は,海洋潮汐あるいは単に潮汐として人々によく知られている。起潮力は海水だけでなく地球の固体部分にも同様に作用するので,それによってわずかではあるが地球自体も変形を繰り返している。この現象が地球潮汐である。変形に伴って地殻が伸縮し,重力値が変化し,鉛直線の向きが変わるなど,さまざまな変化現象が生じる。一般にはこれらの周期的変化現象のことをすべて地球潮汐といっている。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

地球潮汐
ちきゅうちょうせき

天体引力によっておこる地球の変化現象。月や太陽の引力により周期的に海面が上下する海の潮汐現象はよく知られている。これらの引力は地球の固体部分にも同様に作用して、地球の変形、鉛直線の方向変化、重力値の変化などのさまざまな周期的変化を引き起こしている。このように、月、太陽の引力によって地球の固体部分に生じる変化現象のことを総称して地球潮汐という。地球潮汐は数多くの周期成分を含んでいるが、主要なものに、月によるM2潮(周期12時間25分)、O1潮(25時間49分)、月、太陽両方によるK1潮(23時間56分)、太陽によるS2潮(12時間)などがある。

 地球潮汐の大きさは場所によって異なるが、たとえば、変形による地表の上下は最大でも50センチメートル内外、鉛直線の方向変化は0.04秒程度、重力値の変化は0.002ミリメートル毎秒毎秒といった量で、いずれも本来の大きさの1000万分の1の桁(けた)の、ごくわずかな大きさのものである。そのため、これらの変化は、きわめて精密な測定器を、擾乱(じょうらん)の小さい場所に置かない限り測定できない。通常は、地下の観測坑に設置した高感度の伸縮計、傾斜計、振動の少ない場所に置いた重力計などで地球潮汐の観測が行われる。

 地球潮汐を観測し、地球の変形のようすを知ることは、地球の弾性的性質を知るために非常に重要なことで、この種の観測は日本を含めた世界各地で実施されている。

[長沢 工]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ちきゅう‐ちょうせき チキウテウセキ【地球潮汐】
〘名〙 月、太陽などの引力によって地球が周期的に変形する現象。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

地球潮汐」の用語解説はコトバンクが提供しています。

地球潮汐の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation