●地球潮汐【ちきゅうちょうせき】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
地球潮汐
ちきゅうちょうせき
earth tide
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知恵蔵
地球潮汐
(斎藤靖二 神奈川県立生命の星・地球博物館館長 / 2007年)
出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
デジタル大辞泉
ちきゅう‐ちょうせき〔チキウテウセキ〕【地球潮×汐】
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監修:松村明
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世界大百科事典 第2版
ちきゅうちょうせき【地球潮汐 earth tides】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
地球潮汐
ちきゅうちょうせき
天体引力によっておこる地球の変化現象。月や太陽の引力により周期的に海面が上下する海の潮汐現象はよく知られている。これらの引力は地球の固体部分にも同様に作用して、地球の変形、鉛直線の方向変化、重力値の変化などのさまざまな周期的変化を引き起こしている。このように、月、太陽の引力によって地球の固体部分に生じる変化現象のことを総称して地球潮汐という。地球潮汐は数多くの周期成分を含んでいるが、主要なものに、月によるM2潮(周期12時間25分)、O1潮(25時間49分)、月、太陽両方によるK1潮(23時間56分)、太陽によるS2潮(12時間)などがある。
地球潮汐の大きさは場所によって異なるが、たとえば、変形による地表の上下は最大でも50センチメートル内外、鉛直線の方向変化は0.04秒程度、重力値の変化は0.002ミリメートル毎秒毎秒といった量で、いずれも本来の大きさの1000万分の1の桁(けた)の、ごくわずかな大きさのものである。そのため、これらの変化は、きわめて精密な測定器を、擾乱(じょうらん)の小さい場所に置かない限り測定できない。通常は、地下の観測坑に設置した高感度の伸縮計、傾斜計、振動の少ない場所に置いた重力計などで地球潮汐の観測が行われる。
地球潮汐を観測し、地球の変形のようすを知ることは、地球の弾性的性質を知るために非常に重要なことで、この種の観測は日本を含めた世界各地で実施されている。
[長沢 工]
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精選版 日本国語大辞典
ちきゅう‐ちょうせき チキウテウセキ【地球潮汐】
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