●城山遺跡【しろやまいせき】
世界大百科事典 第2版
しろやまいせき【城山遺跡】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
城山遺跡
きやまいせき
香川県坂出(さかいで)市城山にある旧石器時代の遺跡。1955年(昭和30)から注目され、大量の石器が採集されている。遺跡は標高462メートル、周囲を急峻(きゅうしゅん)な斜面に囲まれた山頂部にあり、地表面は赤褐色のサヌカイト風化土で覆われている。石器は敲打器(こうだき)様石器(城山Ⅰ)、縦長剥片(たてながはくへん)(城山Ⅱ)、国府(こう)型ナイフ形石器(城山Ⅲ)、尖頭(せんとう)石器(城山Ⅳ)などがおもなもので、サヌカイト石片が多量に散乱している。
[鎌木義昌]
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