●塔【とう】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
塔
とう
tower
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デジタル大辞泉
とう〔タフ〕【塔】
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とう【塔】[漢字項目]
1 仏骨を収めて祭る建造物。「経塔・石塔・堂塔・仏塔・宝塔・卵塔」
2 層を重ねた高い建物。「尖塔(せんとう)・鉄塔・砲塔」
[難読]卒塔婆(そとば)・塔頭(たっちゅう)
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とう【塔】[書名]
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あららぎ【▽塔】
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世界大百科事典 第2版
とう【塔】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
塔
とう
tower 英語
tour フランス語
Turm ドイツ語
水平面(幅と奥行)に対して垂直軸(高さ)の著しく強調された建造物。人間が使用できる空間を内部にもつことから、単体の柱(エジプトのオベリスク、北米先住民のトーテムポールなど)とは区別される。発生的には「軍事」と「宗教」という二つの目的が考えられるが、いずれも塔の高さ・垂直性になんらかの意味をみている。軍事の場合、監視や防御のためには一定の高さが必要であり、宗教の場合は地上と天上を結ぶ施設としてきわめて象徴性に富む。とはいえ、軍事目的の塔もまた造営者の権勢を象徴する働きをあわせもつのであり、「記念」もしくは社会の象徴(シンボル)としての役割を同時に果たしている。
史上最古といわれる塔は、古代メソポタミアのジッグラトzigguratである。頂部に祭壇をもつ雛壇(ひなだん)形式の神塔で、『旧約聖書』のバベルの塔は、バビロンのジッグラトをモデルにしたとされる。天に達せんとする人間の野心とそれへの神の怒りをめぐるこの物語には、塔に託された天上への希求がよく描かれている。相似た形態をとりながら、エジプトのピラミッドを塔とよばないのも、それがもともと王の遺体を中に納める墳墓であって、むしろ下方に重点があることによる。仏教では、塔は卒塔婆(そとば)(ストゥーパstūpa)の略語であり、もとは半球の伏鉢形に土を盛り、釈迦(しゃか)の遺骨を納めた墳墓であった。この場合、とりわけアショカ王(前3世紀)によって多数の仏塔が造立されたことから、単なる墳墓を超えて超越者の象徴と受け止められていたといえる。このストゥーパは、頂点の一部分のみが楼閣建築に合体する形で中国の仏塔になり、これが日本の三重塔・五重塔・十三重塔などの原形になった。つまり、現在みる塔の主要部分はストゥーパの台にすぎない。日本最古の寺院跡である飛鳥寺(あすかでら)が伽藍(がらん)中央に塔を配しているのは、塔の元来占めていた中心性を示している。
空間的な意味に加えて、時間とのかかわりも見逃せない。塔造りに熱心ではなかったギリシア時代、主として軍事用の塔を発展させたローマ時代ののち、中世キリスト教社会は数多くの塔を残した。ピサの斜塔をはじめとする、祈りの時刻を告げる鐘塔である。同じような役割に、イスラムではマナーラmanāraとよばれる塔がモスクに付設されている。こうした塔のあり方は、近代の時計塔にも引き継がれ、エッフェル塔などの記念塔とともに世俗社会の象徴をなしている。
[関 一敏]
出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典
あららぎ【塔】
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とう タフ【塔】
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