@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

塩化ビニル【えんかビニル】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

塩化ビニル
えんかビニル
vinyl chloride
化学式は CH2=CHCl 。塩化ビニル樹脂原料。沸点-14℃,エチルアルコールに可溶塩化エチルなどの飽和ハロゲン化アルキルに比べて塩化ビニルの塩素は反応性に乏しい。最初,水銀触媒の存在下でアセチレン塩酸の反応により合成されたが,現在はおもにエチレンと塩素,またはエチレンと塩酸と空気から製造される (オキシクロリネーション法) 。また二塩化エタンの熱分解法,あるいは脱塩化水素によっても得られる。触媒の存在下で容易に重合し,ポリ塩化ビニルとなる。また酢酸ビニル共重合体をつくる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

えんか‐ビニル〔エンクワ‐〕【塩化ビニル】
アセチレン塩化水素、またはエチレン塩素から合成される、常温で無色気体塩化ビニル樹脂の原料。クロロエチレン化学式CH2=CHCl

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

栄養・生化学辞典

塩化ビニル
 合成樹脂の原料として用いられる.

出典:朝倉書店
Copyright (C) 2009 Asakura Publishing Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

えんかビニル【塩化ビニル vinyl chloride】
エチレンの一塩素化物で,クロロエチレンともいう。化学式CH2=CHCl。無色の気体,融点-159.7℃,沸点-13.70℃。塩化ビニルは,アセチレンに塩化水素を付加させる方法,あるいはまたエチレンに塩素を付加させて1,2‐ジクロロエタンCH2Cl・CH2Clとし,これを熱分解して脱塩化水素させる方法などで,工業的に生産されている。塩化ビニルの塩素は二重結合炭素に結合しているため,化学的に不活性で反応性に乏しい。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

えんかビニル【塩化ビニル】
無色の気体。化学式 CH2=CHCl 工業的にはエチレンと塩素を原料としてつくる。触媒の存在下では容易に重合し、ポリ塩化ビニルになる。塩ビ。塩化ビニル樹脂。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

えんか‐ビニル エンクヮ‥【塩化ビニル】
〘名〙 (ビニルはvinyl)
① アセチレンと塩化水素との気相反応で、または、エチレンと塩素を原料として合成される物質。化学式 CH2=CHCl 無色の気体。触媒により重合してポリ塩化ビニルを生ずる。塩化ビニル樹脂の合成原料に用いる。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

化学辞典 第2版

塩化ビニル
エンカビニル
vinyl chloride

chloroethene.C2H3Cl(62.50).CH2=CHCl.工業的には,1,2-ジクロロエタンを熱分解(脱塩化水素)してつくられる.この方法の工程は,
(1)エテンと塩素をCuCl2触媒により液相約85 ℃ 以下で反応させ,1,2-ジクロロエタンを合成する,
(2)1,2-ジクロロエタンをアルカリ洗浄および精留後,20~40 atm,約500 ℃ で熱分解し,生じる塩化ビニルを副生塩化水素から分離精製する,
(3)この副生塩化水素は酸素(または空気)とともにさらにエテンと200~300 ℃,常圧ないし加圧下でCuCl2を触媒として反応させ(オキシ塩素化),ふたたび1,2-ジクロロエタンをつくる.

 C2H4 + Cl2 → ClCH2CH2Cl(1) 

 ClCH2CH2Cl → CH2=CHCl + HCl (2) 

 C2H4 + 2HCl + (1/2)O2 → ClCH2CH2Cl+ H2O (3) 

(2)~(3)の繰り返しにより,副生塩化水素は全部利用できる.無色の気体.融点-159.7 ℃,沸点-13.70 ℃.0.9471.ラジカル重合やアニオン重合用の触媒によって容易に重合する.常温で長時間貯蔵する場合にはヒドロキノンなどの重合禁止剤を加える.ポリ(塩化ビニル)塩化ビニリデン-塩化ビニル共重合体などの製造に用いるほか,塩化ビニリデンの原料となる.[CAS 75-01-4]

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

塩化ビニル
えんかびにる

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

塩化ビニル」の用語解説はコトバンクが提供しています。

塩化ビニルの関連情報

関連キーワード

ケトンアリル基ジエン炭化水素基クロロエチレンメチレンポリアミンカルボン酸ビニリデン基

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation