●外題【げだい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
外題
げだい
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デジタル大辞泉
げ‐だい【外題】
2 上方で、歌舞伎や浄瑠璃の題名のこと。江戸では、名題(なだい)という。芸題。
3 古文書で、申文(もうしぶみ)・解状(げじょう)などの上申文書の端や奥などに、上位者が申請内容に対する裁決・認証の旨を記したもの。
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世界大百科事典 第2版
げだい【外題】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
外題
げだい
(1)古文書の様式の一つ。申状(もうしじょう)・解状(げじょう)などの上申文書の袖(そで)や奥に、上級者がその文書に対する裁決や証明・認可の旨を記したもの。平安時代には私領の譲与などに際して、国司(こくし)の承認を求める解(げ)を提出し、国判を受けねばならなかったが、これは通常、解の余白に記された。また、鎌倉幕府では、初め御家人(ごけにん)の所領譲与に対して、その安堵(あんど)のため、幕府の下文(くだしぶみ)・下知状(げちじょう)が発給されていたが、1303年(嘉元1)から、こうした譲与安堵には、下文などは発給せず、申請者の提出した譲状(ゆずりじょう)の袖にその譲与を安堵する旨を、執権(しっけん)・連署(れんしょ)の署判による下知状の様式で書き込むこととした。これを「安堵の外題」という。
(2)掛軸・書物などの表紙に記す表題。表紙にじかに記したり、細長い短冊型の紙(題簽(だいせん))に書し、表紙や巻子(かんす)の外側端に貼(は)ったりする。
(3)歌舞伎(かぶき)や浄瑠璃(じょうるり)などの脚本の題名。芸題。おもに上方(かみがた)における名称で、江戸では名題(なだい)という。
[千々和到]
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図書館情報学用語辞典 第5版
外題
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精選版 日本国語大辞典
げ‐だい【外題】
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