●多元論【タゲンロン】
デジタル大辞泉
たげん‐ろん【多元論】
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世界大百科事典 第2版
たげんろん【多元論 pluralism】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
多元論
たげんろん
pluralism 英語
Pluralismus ドイツ語
pluralisme フランス語
哲学的な事象の説明で、二つ以上の究極的な存在、原理、概念、方法などを考える立場や傾向の総称。唯一絶対の究極的なものを考える一元論に対する立場で、次のような分類が考えられる。〔1〕形而上(けいじじょう)学的、存在論的多元論――万物の生成を始元から説明した、ソクラテス以前のギリシアの自然学者のうち、多くの数を原理としたピタゴラス学派、地水火風の四元素を考えたエンペドクレス、多数の種子を想定したアナクサゴラスらは質的多元論者で、デモクリトスの原子論は量的多元論である。近世のデカルトの心身二元論、ライプニッツのモナド論、現代の論理的原子論も多元論の例で、多神教は宗教的多元論といえる。〔2〕認識論的多元論――主観または客観の一元論でなく、主客あるいは中間的存在としての意味などを認める立場はすべて認識論上の多元論である。〔3〕以上のほかにも、複数の道徳的基本概念を考える倫理的多元論や方法論的多元論などが考えられる。
[杖下隆英]
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精選版 日本国語大辞典
たげん‐ろん【多元論】
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
多元論
たげんろん
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