●大原美術館【おおはらびじゅつかん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
大原美術館
おおはらびじゅつかん
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デジタル大辞泉
おおはら‐びじゅつかん〔おほはらビジユツクワン〕【大原美術館】
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世界大百科事典 第2版
おおはらびじゅつかん【大原美術館】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
大原美術館
おおはらびじゅつかん
岡山県倉敷市にある美術館。1930年(昭和5)同県出身の洋画家児島虎次郎(こじまとらじろう)の画業を記念し、あわせて美術の研究発達を図るため倉敷紡績2代目社長大原孫三郎(まごさぶろう)により創立されたわが国最初の西洋近代美術館。収蔵作品は児島の作品のほか、児島自身が創立者の委嘱を受けてヨーロッパで集めた西洋絵画、エジプト古代美術に加えて、第二次世界大戦後、孫三郎の嗣子(しし)総一郎によって西洋現代美術、日本近代・現代美術が集められた。
本館は創立当初の建物でギリシア神殿風の外観の正面入口の左右にロダンの彫刻2点が置かれている。展示室にはグレコの『受胎告知』をはじめ、モネ、ゴーギャンからカンディンスキーなど、大原コレクションとして広く知られる現代美術の先駆をなす作品が展示されている。分館は藤島武二、岸田劉生(りゅうせい)、安井曽太郎(そうたろう)など、近代日本洋画の代表作が展示されている。古い土蔵を改造した工芸館は浜田庄司(しょうじ)、富本憲吉、河井寛次郎、バーナード・リーチの作品を収めた陶器室と板画の棟方(むなかた)志功室、染色の芹沢銈介(せりざわけいすけ)室が並ぶ。
東洋館は中国を中心にした先史から唐代に至る古美術を展示、旧倉敷紡績工場跡の倉庫を改造した児島虎次郎記念館には虎次郎の絵画と古代エジプト、先史イラン、中世イスラムの美術が展示されている。休館日は毎週月曜日と12月28日から1月1日。
[永井信一]
『『大原美術館美術講座1~5』(1988~1990・用美社)』▽『山陽新聞社編・刊『夢かける――大原美術館の軌跡』(1991)』▽『大原美術館編・刊『大原美術館所蔵品目録1920―1990』(1991)』▽『今村新三著『大原美術館ロマン紀行』(1993・日本文教出版)』▽『大原美術館編・刊『大原美術館の120選』(1994)』▽『藤田慎一郎著『大原美術館』(1999・日本文教出版)』▽『藤田慎一郎著『大原美術館と私――50年のパサージュ』(2000・山陽新聞社)』
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事典 日本の地域遺産
大原美術館
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精選版 日本国語大辞典
おおはら‐びじゅつかん おほはらビジュツクヮン【大原美術館】
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