●大坂【おおさか】
世界大百科事典 第2版
おおさか【大坂】
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旺文社日本史事典 三訂版
大坂
おおさか
近畿地方のほぼ中央部,現在の大阪
古代の難波 (なにわ) の地。大和政権の大陸交通上の要地で,大化の改新のとき孝徳天皇の都が置かれたこともある。1496年蓮如 (れんによ) が石山本願寺を創建しその寺内町として近世都市の基礎が置かれ,織田信長の焼打ちにより焼失したが,1583年豊臣秀吉の大坂城築造に伴い,その城下町造りで強制移住させられた堺・伏見などの町人を中心に,江戸時代の商業都市としての発展の基礎が確立された。江戸時代,幕府直轄地となり城代・町奉行が置かれた。「天下の台所」と呼ばれ,諸藩の蔵屋敷が建ち並び,蔵物・納屋物 (なやもの) の取引きが盛んで,豪商が生まれ元禄文化を開花させた。元禄(1688〜1704)ごろの人口35万。明治時代になって,「大阪」と改められた。
古代の難波 (なにわ) の地。大和政権の大陸交通上の要地で,大化の改新のとき孝徳天皇の都が置かれたこともある。1496年蓮如 (れんによ) が石山本願寺を創建しその寺内町として近世都市の基礎が置かれ,織田信長の焼打ちにより焼失したが,1583年豊臣秀吉の大坂城築造に伴い,その城下町造りで強制移住させられた堺・伏見などの町人を中心に,江戸時代の商業都市としての発展の基礎が確立された。江戸時代,幕府直轄地となり城代・町奉行が置かれた。「天下の台所」と呼ばれ,諸藩の蔵屋敷が建ち並び,蔵物・納屋物 (なやもの) の取引きが盛んで,豪商が生まれ元禄文化を開花させた。元禄(1688〜1704)ごろの人口35万。明治時代になって,「大阪」と改められた。
出典:旺文社日本史事典 三訂版
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