●大夫【たいふ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
大夫
たいふ
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デジタル大辞泉
たい‐ふ【大夫】
2 律令制で、一位以下五位までの者の称。また特に、五位の通称。
3 伊勢神宮の神職。五位の位をもつ権禰宜(ごんねぎ)。
4 江戸時代、大名の家老を敬っていう語。
5 松の別名。→大夫(たゆう)
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たゆう〔タイフ〕【▽大▽夫/▽太▽夫】
2 神主・禰宜(ねぎ)などの神職の称。たいふ。
3 御師(おし)の称。
4 芸能をもって神事に奉仕する者の称号。
5 猿楽座の座長。江戸時代以降は、観世・金春(こんぱる)・宝生・金剛の四座の家元をさして、観世太夫などという。古くは能のシテ役をさした。
6 説経節および義太夫節などの浄瑠璃系統の音曲の語り手。また、義太夫など、名前としても使う。
7 歌舞伎で、立女形(たておやま)の敬称。
8 近世後期、大道芸・門付け芸などの芸人の称号。万歳の太夫など。
9 官許の遊女のうち最上位。松の位。
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だい‐ぶ【大夫】
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世界大百科事典 第2版
たいふ【大夫】
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たゆう【大夫】
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まえつぎみ【大夫】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
大夫
たいふ
古訓は「まへつきみ」。大化前後の時代に、大臣(おおおみ)、大連(おおむらじ)とともに朝政に参画し、また奏宣のことを行った官職。『日本書紀』の舒明(じょめい)即位前紀に、皇位継承に関する朝議に大夫が参加したことがみえ、また同前紀に「厳矛(いかしほこ)の中取りもてる事の如(ごと)くにして奏請する人等」とあるのは、天皇と臣下の間にたって中を取りもった大夫の職務をさしていったものと考えられる。律令(りつりょう)官制の整備に伴い、大夫の官職的な性格は失われ敬称化した。公式(くしき)令に、太政官(だいじょうかん)においては三位(さんみ)以上を大夫、寮以上においては四位を大夫、司(し)および中国以下においては五位以上を大夫と称する規定があるが、のちには五位の通称として大夫の語を用いるようになった。なお、中宮職(ちゅうぐうしき)、春宮坊(とうぐうぼう)、皇后宮職などの長官は「だいぶ」と読む。
[柳雄太郎]
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精選版 日本国語大辞典
たい‐ふ【大夫】
(2)五位は貴族の最下級であったが、門地のない地方の武士などにとっては、これに叙爵し、大夫を称することが栄光を意味した。遊芸人、神職、遊女の主なる者が大夫を称するのもこれに類した事情からであったと考えられる。なお、位階の場合の仮名表記は「たいふ」で、現代の発音では「たゆう」となる。
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だい‐ぶ【大夫】
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旺文社世界史事典 三訂版
大夫
たいふ
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