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大衆政党【たいしゅうせいとう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

大衆政党
たいしゅうせいとう
mass party
政党類型概念の一つで,大衆的基盤に立脚する政党をいう。かつては議会内における名望家政党に対比されて用いられたが,今日では労働組合基礎とするいわゆる階級政党に対して,特定の階級階層に立脚するのではなく,それらを包含した広い大衆的基盤に立脚し,その利益を代表する政党をさす。国民政党とは若干異なるが,明確な区別はない。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

たいしゅうせいとう【大衆政党】

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

大衆政党
たいしゅうせいとう
mass party

国民大衆から選挙された国会・地方議員と多数の党員を擁し、また国民の支持を獲得するために日常活動を行う政治諸機関をもつ政党。この意味では、今日の政党はそのほとんどが大衆政党すなわち近代政党とよぶことができる。

 大衆政党は、当然のことながら、国民各層に選挙権が大幅に拡大された時点以後に出現した。イギリスでは、制限選挙の時代には、国会議員は地方名望家からなる政治集団(クラブ)を基盤にして選出され、党とはすなわち国会議員の集団にほかならなかった。当時の政党が、名望家政党(M・ウェーバー)とか議員政党とかよばれたのはそのためである。イギリスで名望家政党から大衆政党へと転化する契機となったのは、1867年の第二次選挙法改正後のことといわれる。改正によって新しく出現した大量の「無形の大衆」の支持をいかにして獲得するかが各政党にとって当面する重要な課題となった。自由党は全国に党支部を設け選挙運動を行い、のちに保守党もこれに倣った。また各政党は党綱領を作成し公約を掲げて日常不断に選挙民の支持を得るように努めた。やがて労働者階級を基盤とする労働党が登場するや、既成政党は、労働者党は階級政党であり、自分たちは国民政党であると呼称するようになった。しかし、階級的か国民的かの呼称は別として、現在の政党は大衆政党である以上、いかにして国民的利益をよりよく実現できるかどうかによって各政党の質の優劣が問われることはいうまでもない。

[田中 浩]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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