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大陸【たいりく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

大陸
たいりく
continent
大きな陸地ユーラシア,アフリカ,南北アメリカ,オーストラリア,南極などの諸大陸がある。比重 2.7,厚さ 10~40kmの花崗岩質地殻が均衡して玄武岩質地殻 (マントル ) の上に乗り,まわりより高くなっているもので,海面下にある大陸棚も含む。中央部は古い時代に造山運動を経て,現在では安定地塊になっており,一般に地震,火山活動,地殻変動はそれほど激しくないとされている。しばしば周辺部に造山帯をもつ。同位元素による年代測定から,大陸の中心に先カンブリア時代に形成された核ともいうべき古い安定地塊があり,縁辺部にいくに従って形成年代が新しくなることが知られ,大陸が地質時代から徐々に成長してきたことを示している。 (→大陸の成長 )  

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

たい‐りく【大陸】
海面上に現れている広大な陸地。ユーラシアアフリカ北アメリカ南アメリカオーストラリア南極六大陸がある。
日本からアジア大陸、特に中国をさしていう語。
英国からヨーロッパ大陸をさしていう語。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

たいりく【大陸 continent】
地理学的には陸地のうち面積の大きなものを指す。実際にはユーラシア(アジア,ヨーロッパ),アフリカ,北アメリカ,南アメリカ,南極,オーストラリアの6大陸である。大陸の中心には先カンブリア時代の花コウ片麻岩などの古い岩層からなる楯状地が大陸核としてあり,その周囲に同心円状に順次外側ほど若い時代の造山帯が取り囲む構造を呈する。北アメリカ大陸に例をとれば,ハドソン湾周辺のカナダ(ローレンシア)楯状地,その外縁のグレート・プレーンズ,セントラル・ローランドなどの水平層古期岩の大陸台地,その外側のアパラチアなどの古期造山帯,さらに外郭のロッキー,シエラ・ネバダなどの新期造山帯,最外郭の海岸平野といったおおまかな同心円構造がみられる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

たいりく【大陸】
地球上の広大な陸地。普通、ユーラシア(ヨーロッパ・アジア)・アフリカ・北アメリカ・南アメリカ・オーストラリア・南極の六大陸をいう。
日本から見た中国。 -に渡る -文化
英国から見たヨーロッパ大陸。 -封鎖

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

大陸
たいりく
continent
地形学的には、地球上の広大な面積の陸地をいう。普通、大陸とよばれる陸塊は、この意味で用いられている。アジアとヨーロッパ(ユーラシア)、アフリカ、北アメリカ、南アメリカ、オーストラリア、南極大陸の七大陸がある。オーストラリアは島大陸とよばれることもあるが、世界最大の島グリーンランドの面積(217万5600平方キロメートル)の約4倍の広さがある。
 地質学的・地球物理学的な意味の大陸は、花崗(かこう)岩質層が分布している範囲をさしている。この範囲の花崗岩質層の厚さは場所によってまちまちであるが、10キロから二十数キロメートルで、地震波のP波(縦波)の伝播(でんぱ)速度は毎秒6キロメートル程度である。花崗岩質層は、大陸上だけでなく、大きい海洋の周縁部にも広がっている。したがって、大陸を取り巻く海洋底を含めた範囲を大陸地域(大陸地塊)とよび、この地域よりも外側の海洋域を海洋地域(海洋地塊)とよぶこともある。大陸地域を形成している花崗岩質層と、海洋地域を形成している玄武岩質層とを分けている線状の地帯には安山岩が分布しており、大きい海洋の周縁域を取り巻いている。この線状帯は安山岩線とよばれ、日本列島はこの線の大陸側の域内にある。
 大陸の形成は、地質時代における海進などの影響が要因となっている。たとえば、北フランスからオランダに及ぶ大西洋岸や北海南部地方は、新生代更新世(洪積世)の最終氷期(ヨーロッパ・アルプスのビュルム氷期)の最盛期後期に始まったフランドル海進の影響を受けたことが明らかにされている。この海進は後氷期の海進ともよばれ、約1万8000~6000年前の期間における陸地の沈降、海面の上昇期をさしている。ヨーロッパ以外の世界各地においても、この海進とほぼ同時期におこった陸地周縁の相対的沈水期が知られている。日本の有楽町海進はこれにあたる。これは先史時代の海進または縄文海進とよばれることもある。アメリカ合衆国東部のニュー・イングランドやイギリスのイングランドなどにおいても、フランドル海進の影響は詳しく調査されている。このような世界的海進の原因は、更新世末期以降の氷河の融水による氷河性海面変動と考えられている。海面の昇降運動(ユースタチック運動)は、更新世以前の地質時代にも行われた。また各大陸の相対的な位置も地質時代によって異なっていた。[有井琢磨]

大陸の成因

古くは1875年に提唱されたイギリスの地質学者グリーンL. W. Greenの四面体説がある。これは、地球の冷却によって、南極と北極両地方、ヨーロッパ・アフリカ両大陸と太平洋、北アメリカとインド洋などがそれぞれ反対側に生成したとする説であったが、アイソスタシーの事実に反することなどから顧みられなくなった。オーストリアの地質・古生物学者ジュースは、古くて硬い海成層からなる各大陸が、褶曲(しゅうきょく)や断層などを伴う地殻運動を幾度か受けたのち、現在の大陸が形成されたとした。また、ドイツの気象・地球物理学者ウェゲナーは、原始大陸すなわちパンゲアとよばれた単一の大陸が分裂・移動して現在の大陸になったとする大陸移動説を提唱し、イギリスの地質学者ジョリーは、地球内部の放射性物質の崩壊によって生じた熱の対流が、地表近くで冷却してふたたび沈下するという熱輪廻(りんね)説を唱えた。ウェゲナーの大陸移動説は、大陸を移動させる原動力の説明が物理的に不十分であったことから否定されていたが、しかし最近の古地磁気学、海底の熱流量、地磁気異常などの研究成果などから、ウェゲナーの説はプレートテクトニクス説によって修正、復活した。すなわち、大陸そのものは移動しないが、大陸地殻をのせたプレート(地球表面部の硬い板状物質)が、ベルトコンベヤーのように移動するという学説である。プレート移動の原動力としては、地球の最外部の地殻と中心部の核との間にあるマントル内の対流(マントル対流)のほかに、プレートの重さによる落ち込みの効果などが考えられている。
 大陸の形容詞を付した名称のなかには、大陸の全域をさしていないものがある。たとえば大陸棚は、大陸の周縁部にある緩傾斜の海底である。また大陸弧は、大陸内にある弧状山脈をさし、大陸氷床は、大陸の一部を覆った氷河をさしている。[有井琢磨]
『竹内均編『別冊サイエンス 特集・地球の物理 プレート・テクトニクス』(1975・日経サイエンス社) ▽A・ウェゲナー著、竹内均訳『大陸と海洋の起源』(1975・講談社) ▽都城秋穂・安芸敬一編『岩波講座 地球科学12 変動する地球』(1979・岩波書店) ▽町田貞編『地形学辞典』(1981・二宮書店) ▽A・ヴェーゲナー著、都城秋穂・紫藤文子訳『大陸と海洋の起源』全2冊(岩波文庫)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

たい‐りく【大陸】
〘名〙
① 広大な陸地。大州。〔書経‐禹貢〕
② 一般に地球表面に広大な面積を占めて現われている主な陸地。ふつう、ユーラシア(アジア・ヨーロッパ)・アフリカ・南アメリカ・北アメリカ・オーストラリア・南極の六大陸をさす。
※地理初歩(1873)〈文部省編〉三「西半球にある、大陸は北亜米利加、南亜米利加と、亜細亜の、小部分なり」
③ 日本からアジア大陸、特に中国の地域をさす名称。
※社会百面相(1902)〈内田魯庵〉ハイカラ紳士「渠奴(きゃつ)は大陸の破落戸(ごろつき)と成済して」
④ ヨーロッパ大陸をさす名称。特に、イギリスからヨーロッパ大陸をさす名称。
※銀座細見(1931)〈安藤更生〉三「明治の文化は一面仏独の、即ち大陸文化の光被の下にあったのである」

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