@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

大黒柱【だいこくばしら】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

大黒柱
だいこくばしら
伝統的な日本の民建築で,土間床上との境目中央にあるをいう。けやき材などを使った最も太い柱で,念入りに磨き上げることが多い。現代の一般民家では,大黒柱は棟持柱役目を果していないものが多く,建築構造上の意味よりは,むしろ象徴的な意味で重んじられ,転じて一家の主人をもさすようになった。大黒柱という名称は,一家のを司る大黒天をその近くに祀ったためと考えられる。地方によっては,別の柱にこの名称があり,岐阜県大野郡の一部では,いろりの主婦座の背後戸棚と流しとの仕切りの柱,新潟県岩船郡では茶の間座敷との間の柱,上越市付近の農家では茶の間のぐるりの柱全部,岩手県下閉伊郡では蔵の中央の太柱をいう。また大黒柱に対応する土間の柱を,庭大黒,小大黒などというところもある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

だいこく‐ばしら【大黒柱】
民家の土間と床との境の中央に立てる、特に太い柱。また、建物の中央に最初に立てる柱。亭主柱。
家や国の中心となって、それを支える人。「チームの大黒柱

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

だいこくばしら【大黒柱】
日本の農家や町家の土間と居室部分の境目の中央にあって,他の柱より特に太い柱を指す。大極柱とも書き,また地方により,なか柱,ゆるい柱亭主柱などと呼ばれる。普通,一辺が30cm前後の正方形断面で,ケヤキ材を使うものが多いが,一辺60cm以上の太いものもある。家のなかで大黒柱1本だけを特に太くするのは江戸時代中期以降の農家や町家に多く見られ,より古い時期には,太い両端を支えるための太い柱が土間の周囲などに何本も使われた。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

だいこくばしら【大黒柱】
日本民家の中央部にあって、家を支えている柱。他の柱より太く、家格の象徴とされる。大極柱。
ある集団の中心となり、それを支える働きをしている人。 一家の-となって家族を養う

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

家とインテリアの用語がわかる辞典

だいこくばしら【大黒柱】
家屋を支えるために家の中心付近に立てる柱。その建物の柱の中でもっとも太い。

出典:講談社
(C)Kodansha 2011.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

大黒柱
だいこくばしら

大極柱とも書く。構造上もっとも重要な柱で、他の柱に比しとくに太い材料を用いる。その点では、神社建築の「真の御柱(みはしら)」にも匹敵する。通常は土間と床上部分との境の中央の柱をいうが、田の字型間取りの場合、中央の交差点に建つ柱をいうこともある。柱の径の大小によらず、その位置の柱をさすこともある。小屋組みの牛梁(うしばり)を受ける土間の中央の柱が牛柱(うしばしら)であるが、大黒柱に相対するので、これを大黒ニラミ、小黒(しょうこく)柱、えびす柱、ニワ大黒、下大黒、ウス柱などともよぶ。ウス柱は牛柱の転じたものかもしれないが、その柱の根元に臼(うす)を置いている地方もある。大黒柱は牛梁を割って、その上の棟木にまで達せしめていることもある。この方式を家の妻側に用いた場合、これをウダツ柱とか棟持(むなもち)柱などとよぶ。家の柱は軸組み構造の場合重要なものであるから、神格化される。そのもっとも特色のあるのは諏訪(すわ)神社の御柱(おんばしら)の神事からもうかがい知ることができる。家を新築した際、家移(やうつ)り粥(がゆ)をまず大黒柱にかける習俗も、そのことを証するもので、柱を家そのものと見立てた例といえよう。

 藩政時代には、民家に使用する木材の材種に制限があり、針葉樹の使用は許されず、広葉樹を用いざるをえなかった。大黒柱にもケヤキ、ナラ、クリ、カシ、サクラなどが使用された。もちろん力も強いが、材質が堅いから鉋(かんな)はかけにくい。槍(やり)鉋で、はつる(そぎ落とす)ようにして削る。したがって削り目が残る。世にこれを手斧(ちょうな)削りといい、鉋の発明される以前の仕上げとし、その年代の古さの証(あかし)とするが、鉋はあっても刃の打ち方が未熟であるため、堅木が削れなかったためである。

[竹内芳太郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典

大黒柱
(通称)
だいこくばしら
歌舞伎・浄瑠璃の外題。
元の外題
乾坤大黒柱 など
初演
宝永7.11(京・亀屋座)

出典:日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」
(C) Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大黒柱」の用語解説はコトバンクが提供しています。

大黒柱の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation