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天一坊【てんいちぼう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

天一坊
てんいちぼう
江戸時代,享保年間 (1716~36) に徳川家の一族と称して世上を騒がせた修験者通称改行といい,のち源氏坊天一といった。幕府の手で処刑された。『大岡政談』では吉宗の落胤と称し,大岡忠相に見破られたとされ,講談芝居,映画などに登場する。

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デジタル大辞泉

てんいちぼう〔テンイチバウ〕【天一坊】
[?~1729]江戸中期の。通称、改行。源氏坊天一と名のり、徳川家の一族と称して世間を騒がせて処刑された。大岡政談と結びつき戯曲・講談などに脚色された。

出典:小学館
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus

天一坊 てんいちぼう
1705-1729 江戸時代中期の山伏。
宝永2年生まれ。江戸南品川の山伏常楽院(赤川大膳)らとはかって,将軍徳川吉宗の落胤(らくいん)といつわり,浪人をあつめ金品をだましとったため,捕らえられ享保(きょうほう)14年4月21日死罪。25歳。のち講談や歌舞伎の「大岡政談」にとりいれられ評判になった。名は改行。通称は源氏坊天一。

出典:講談社
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世界大百科事典 第2版

てんいちぼう【天一坊】
《大岡政談》に載る天一坊事件の主人公。事件は,紀州生れの宝沢が徳川天一坊と名のり,赤川大膳,常楽院天忠山内伊賀亮らとともに8代将軍徳川吉宗の御落胤を詐称したが,大岡越前守忠相の活躍であばかれ処罰されたというもの。この話自体は,大岡の名奉行ぶりをたたえるための後世の作りごとだが,そのもとになる事件は実際にあった。1718年(享保3)の中川正軒事件,29年の源氏坊改行事件などがそれである。【斎藤 洋一】

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

天一坊
てんいちぼう

実録本、講談、歌舞伎(かぶき)脚本などの登場人物。1728年(享保13)8代将軍吉宗(よしむね)の治世に、天一坊改行という山伏が吉宗の落胤(らくいん)と自称して浪人を集めていたが、捕らえられて獄門に処せられた事件を、大岡越前守(えちぜんのかみ)の名裁判を集めた『大岡政談』に結び付けたもの。江戸末期に初代神田伯山(かんだはくざん)の講談『大岡政談天一坊』で評判になった。歌舞伎にも取り入れられたが、とくに河竹黙阿弥(もくあみ)が1875年(明治8)1月の東京・新富(しんとみ)座に書き下ろし、5世尾上(おのえ)菊五郎の天一坊、5世坂東(ばんどう)彦三郎の大岡越前守、初世市川左団次の山内伊賀亮(やまのうちいがのすけ)らによって初演された『扇音々(おうぎびょうし)大岡政談』は、講談に則して脚色したもので好評を博し、今日でもときどき上演されている。

[松井俊諭]

『辻達也編『大岡政談Ⅰ』(平凡社・東洋文庫)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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367日誕生日大事典

天一坊 (てんいちぼう)
生年月日:1705年3月15日
江戸時代中期の修験者
1729年没

出典:日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」
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精選版 日本国語大辞典

てんいちぼう ‥バウ【天一坊】
[1]
[一] 江戸中期の修験僧。通称改行。のち源氏坊天一と名のる。紀州藩士の庶子とも。八代将軍吉宗の落胤と称して世を騒がせ処刑された。「大岡政談」と結びついて多くの講談や戯曲を生んだ。享保一四年(一七二九)没。
[2] 〘名〙 ((一)(一)から転じて) にせものをいう。
※春迺屋漫筆(1891)〈坪内逍遙〉壱円紙幣の履歴ばなし「太政官札の骸骨に対面し、彼等が発行せられし当座世人痛く彼等を忌み、二分金の欺騙者(テンイチバウ)が横行せし事」

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典

天一坊
てんいちぼう
歌舞伎・浄瑠璃の外題。
作者
額田六福
初演
大正6.3(東京・明治座)

出典:日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」
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天一坊
(通称)
てんいちぼう
歌舞伎・浄瑠璃の外題。
元の外題
けいせい節用集 など
初演
明和5.1(京・尾上座)

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