●天体【てんたい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
天体
てんたい
celestial body
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デジタル大辞泉
てん‐たい【天体】
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世界大百科事典 第2版
てんたい【天体 celestial body】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
天体
てんたい
heavenly body
宇宙空間にある物質で、天文学が研究の対象とする物。地球のような惑星、月のような衛星、太陽のような恒星、恒星が多数集合している銀河などが代表的な構成要素であるが、それ以外に星間ガス、塵なども含む。
〔衛星〕惑星の周囲を公転している天体。地球の月、火星のフォボス、木星のガリレオ衛星、土星のタイタンなど。
〔惑星〕恒星の周囲を公転している天体のなかで、核融合せず、自身では光らない、比較的質量の小さな天体。太陽系における金星、地球、木星、土星や最近発見されている太陽系外惑星など。
〔準惑星〕太陽の周囲を公転している天体のなかで、重力平衡に達してほぼ球形をしているが、軌道上から他の天体を排除していない天体。冥王星(めいおうせい)、エリスやケレスなど。
〔太陽系小天体〕太陽系に属する天体のうち、衛星、惑星、準惑星以外のすべての天体の総称。小惑星、彗星(すいせい)、太陽系外縁天体や惑星間ガス、塵など。
〔惑星系形成天体〕惑星系を形成する途中で出現する原始惑星系円盤や微惑星など。
〔恒星〕自己重力によりガスが球状に収縮して中心部で核融合を起こし、自ら光り出した天体。太陽が典型的な例であり、宇宙を構成する基本要素の一つ。水素が主成分であり、核融合により、鉄までの元素を合成して、宇宙の化学進化を担う。恒星が、ある質量より大きいと最後は超新星爆発を起こし、ウランなどの重金属も合成する。
〔星団〕恒星の集合体で同時に複数の恒星が誕生したときの名残(なごり)である。比較的まばらな散開星団と、かなり集中している球状星団がある。
〔星雲〕星間ガスを近くの恒星が照らすことによりわかる天体。散光星雲、暗黒星雲、惑星状星雲、超新星残骸(ざんがい)などがある。
〔銀河〕恒星が多数集まった天体。恒星と並び、宇宙を構成する重要な要素で、銀河団、超銀河団を形成する。円盤銀河(渦巻銀河)、楕円(だえん)銀河、不規則銀河、矮小(わいしょう)銀河などがある。
〔銀河団〕銀河が数百から数千個集まった天体。銀河団内の銀河は衝突したり、すれ違いながら相互作用している例が多い。天の川銀河が属するおとめ座銀河団が有名。
〔超銀河団〕複数の銀河団が重力的に相互作用している大規模構造の天体。おとめ座銀河団が属しているおとめ座超銀河団がある。
〔宇宙の大規模構造〕銀河が壁のように分布するグレートウォール、ほとんど銀河がないボイド(空洞領域)がある。
〔暗黒物質(ダークマター)、ダークエネルギー〕正体は不明だが、存在は確実視されている。
[編集部]
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精選版 日本国語大辞典
てん‐たい【天体】
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