●天子【てんし】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
天子
てんし
Tian-zi; T`ien-tzǔ
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デジタル大辞泉
てん‐し【天子】
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世界大百科事典 第2版
てんし【天子 tiān zǐ】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
天子
てんし
中国、前近代の君主の称号の一つ。天(至上神、上帝)の命を受けた子として国土と民を保有し、治める者の意。この観念が成立したのは周代であり、金文史料からも確認できるとおり、周王はまた天子として天の権威のもとに君臨した。秦(しん)帝国が成立すると、この号は捨てられ、これを超越する神格化された君主としての皇帝の称号が始皇帝によって創案採用された。漢代になると儒家の思想が息を吹き返し、皇帝と並ぶ正号として天子の号が復活した。「皇帝」が地上における唯一の現実的支配者を意味したのに対し、「天子」は天との関係において機能する称号であり、この号は、上帝を中心とする天地の神々を祀(まつ)る場合に用いられ、また天命を受けた者(の1人)として、外国の君主との交渉のときに採用された。また、天と君主との間は君臣関係として制度化されており、したがって天子の号は「天の子」という家族主義的関係を、すでに意味していない。こうした天子の制度と思想とは、以降の歴代の王朝に受け継がれていく。
[尾形 勇]
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精選版 日本国語大辞典
てん‐し【天子】
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旺文社世界史事典 三訂版
天子
てんし
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