●天師道【てんしどう】
世界大百科事典 第2版
てんしどう【天師道 Tiān shī dào】
中国における道教の宗派の一つ。2世紀の後半,張陵によって創始され,その子の張衡,孫の張魯に継承された。その教法はおふだ(符籙),ざんげ(首過)による治病で,信者から五斗の米を供出させたため五斗米道(ごとべいどう)と呼ばれた。また5世紀には寇謙之によって仏教を摂取して改革が加えられ,一時,北魏の国家宗教として機能した。のち張陵の子孫は江西の竜虎山を本拠とし,第36代天師張宗演のとき,元朝の支持を得て江南に教勢を張り,新たに正一教と称した。
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デジタル大辞泉
てんし‐どう〔‐ダウ〕【天師道】
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
天師道
てんしどう
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