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天明釜【てんみょうがま】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

天明釜
てんみょうがま
栃木県佐野天明町で生産された茶の湯釜総称天命,天猫とも書く。この地方の鋳物生産は9世紀末に始ったと伝えられるが,室町時代の 15世紀中頃から茶の湯釜の生産が最も盛んとなり,九州芦屋釜と並び称された。地肌特色があり,文様の鋳出されたものはほとんどない。形態は異形のものが多く,芦屋釜に比べて野趣に富む。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

てんみょう‐がま〔テンミヤウ‐〕【天明釜】
室町時代から下野(しもつけ)国佐野郡天明(栃木県佐野市)で製作された鉄製茶釜の総称。地肌に工夫をこらし、地文のないものが多い。蘆屋釜(あしやがま)とともに茶人に珍重される。

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世界大百科事典 第2版

てんみょうがま【天明釜】
芦屋釜と並び称される関東の代表的茶の湯釜で,下野国(栃木県)佐野天明の地で鋳造されたものの総称。天命釜とも書く。地名の天命が天明に改まったのは1633年(寛永10)彦根領となって以来という。相模小田原(一説に栃木県大田原)にも天明釜の分派があり,小田原天猫,猫天明などと呼ばれている。桃山時代以前のものを特に古天明と呼ぶ。伝承では,天慶の乱(939)のころ藤原秀郷が河内国丹南から召した鋳物師が金屋寺岡の地で軍器を鋳造していたが,1081年(永保1)のころ佐野に移入した鋳物師是閑が湯釜を鋳たのが天明釜のはじめという。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

てんみょうがま【天明釜】
鎌倉時代以降下野しもつけ国安蘇郡天明(栃木県佐野市犬伏地区)で作られた鉄の茶釜の総称。室町時代以後芦屋釜と並び称された。多くは無文で地肌に工夫を凝らしており、わびた趣が好まれる。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

てんみょう‐がま テンミャウ‥【天明釜・天命釜・天猫メウ釜】
〘名〙 下野国安蘇郡天明(栃木県佐野市天明町)から産出した鉄製の茶の湯の釜。地紋のないものが多く、地肌に種々の工夫がこらしてある。正長(一四二八‐二九)から天文(一五三二‐五五)の頃までのものを古天明、天文から慶長(一五九六‐一六一五)の頃までのものを後天明といい、茶人に珍重される。てんみょう。〔譬喩尽(1786)〕

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