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【ホウ】

デジタル大辞泉

ほう【奉】[漢字項目]
常用漢字] [音]ホウ(漢) (呉) [訓]たてまつる
〈ホウ〉
ささげ持って差し上げる。ささげる。「奉呈奉納奉幣
うやうやしく押しいただく。「奉戴(ほうたい)遵奉信奉
上からの命を謹んで受ける。「奉職奉勅
目上に仕える。「奉公奉仕
目上や貴人に対して謹んで事をする意を表す語。「奉賀奉還奉迎奉伺奉祝奉答奉読奉拝
〈ブ〉謹んで受ける。仕える。「奉行供奉(ぐぶ)
[名のり]うけ・とも・な・よし

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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ぶ【奉/豊】[漢字項目]
〈奉〉⇒ほう
〈豊〉⇒ほう

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精選版 日本国語大辞典

たい‐まつ・る【奉】
〘他ラ四〙 (「たてまつる(奉)」の変化した語)
[一] さしあげる。献上する。
※土左(935頃)承平五年一月二六日「かぢとりしてぬさたいまつらするに」
[二] 補助動詞として用いる。動詞の連用形に付く。その動作の対象を敬う意を添える謙譲語。…(し)申しあげる。
※宇津保(970‐999頃)藤原の君「それにこの案内を語らひたいまつらんとて」

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たて‐まつ・る【奉】
(動詞「まつる(奉)」の上に、出発させる意の動詞「たてる(立)」の連用形「たて」の付いたもの)
[1] 〘他ラ五(四)〙
[一]
① 下位者から上位者へ物などをおくる、ささげる意から、「やる」「おくる」動作の対象を敬う謙譲語になったもの。
(イ) 物などをさしあげる。献上する。
※古事記(712)上「恐(かしこ)し。此の国は、天つ神の御子に立奉(たてまつ)らむ」
(ロ) 特に、人をさしあげるというところから、人を参上させる。使いをさしあげる。
※竹取(9C末‐10C初)「汝が持ちて侍るかぐや姫奉れ」
② 「やる」の意味で、わざと敬語を用いてからかい気味にいう。
※田舎教師(1909)〈田山花袋〉一三「かれ等が『般若』という綽名を奉(タテマツ)った小使が居た」
③ 便宜上、ある地位にすえておく。敬意を表する。まつりあげる。
※滑稽本・七癖上戸(1810)上「能衆の女房は御新造さまと奉られて」
④ 貴人が身に受け入れたりつけたりする動作を、傍の人がしてさしあげるものとしていう尊敬語。
(イ) 「飲む」「食う」の尊敬語。召しあがる。
※古事記(712)上・歌謡「股長に 寝(い)をし寝(な)せ 豊御酒(とよみき) 多弖麻都良(タテマツラ)せ」
(ロ) 衣服その他を、着たり身につけたりすることをいう尊敬語。お召しになる。御着用になる。
※伊勢物語(10C前)一六「これやこのあまの羽衣むべしこそ君がみけしとたてまつりけれ」
※宇津保(970‐999頃)吹上上「をりづるの文のさしぬき、〈略〉豹(へう)の皮の尻鞘(しざや)ある御佩刀(はかし)たてまつりて」
[二] 補助動詞として用いる。他の動詞に付いて、その動作が下位から上位に向けて行なわれることを示すところから、その動作の対象を敬う謙譲表現を作る。
(イ) 動詞(または動詞に使役や受身の助動詞の付いたもの)に直接付く場合。…申しあげる。…してさしあげる。
※西大寺本金光明最勝王経平安初期点(830頃)一〇「我れ今是の経を聞きたてまつること、親り仏前にして受けたまはりぬ」
※源氏(1001‐14頃)桐壺「母君泣く泣く奏して、まかでさせたてまつり給ふ」
(ロ) 特に、動詞「いる(率)」には助詞「て」を介して付き、「率てたてまつる」の形で、お連れ申しあげる、の意を表わす。
※源氏(1001‐14頃)桐壺「右大弁の子のやうに思はせて、ゐてたてまつるに」
[2] 〘自ラ四〙 (貴人の行動を、傍からその用意をするものとしていう尊敬語)
① 「乗る」の尊敬語。お乗りになる。お召しになる。
※竹取(9C末‐10C初)「みかど〈略〉帰らせ給ひける。御輿(こし)に奉りて後にかぐや姫に」
② 「(座に)つく」の尊敬語。おつきになる。御着座になる。
※宇津保(970‐999頃)内侍督「右大将おりて入りたまふ。みなおましにたてまつりぬ」
[3] 〘他ラ下二〙 (未然・連用形の用例しかないが、下二段活用と認められる)
[一] (一)が下二段活用化して使役性を持つようになったものか。物をさしあげさせたり、人を行かせたりする、その先方を敬う謙譲語。一説に(一)に同じとも。
(イ) 物などをさしあげさせる。人を通じてさしあげる、贈る。
※後撰(951‐953頃)雑一・一〇八〇・詞書「まだ后になり給はざりける時〈略〉帝御曹司に忍びて立ち寄り給へりけるに、御対面はなくてたてまつれ給ひける」
(ロ) 人を参上させる。使いをさしあげる。伺わせる。
※大和(947‐957頃)二「うちより『少将、中将、これかれさぶらへ』とてたてまつれ給ひけれど」
[二] 補助動詞として用いる。他の動詞に付いて、その動作を…させ申しあげる意を添え、その動作の対象を敬う。時に使役の意が薄れて、四段補助動詞「たてまつる」と同用法かと思われるものもある。
※宇津保(970‐999頃)藤原の君「さらば、ぬしの君の御もとに、おとどの御文を、ことのよし聞こえ奉れ給へ」
[語誌](1)「たてまつる」の「たて」については、出発させる意の「たつ(下二段)」で、物や人を他に至らせる意とする説のほか、「たつ(献)」で「ささげる」の意とする説、実質的な「立つ」で「たてまつる」は「立てて献上する」意であるとする説などもある。
(2)上代ではまだ補助動詞用法は現われず、また、尊敬語としての用例も「(酒を)飲む」意にほぼ限定されている。
(3)この語は、類義語「まゐらす」などの進出に伴い、次第に口頭語の世界からは遠ざかった。
(4)(三)の下二段活用は中古中期の文献に見られ、多くは「たてまつれ給ふ」の形で、貴人の行為に対する敬意を表わしている。

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たて‐まつ・れ【奉】
(下二段活用と考えられる動詞「たてまつる(奉)」の未然・連用形) ⇒たてまつる(奉)(三)

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ほう【奉】
〘名〙 法会の請定(しょうじょう)に書き連ねられた請僧が、出仕の証として名の下に書き入れる「奉(うけたまわる)」の字。
※大乗院寺社雑事記‐文正二年(1467)正月一二日「所々講廻請今日廻之而奉取之云々」

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ほう・じる【奉】
〘自他ザ上一〙 (サ変動詞「ほうずる(奉)」の上一段化したもの) =ほうずる(奉)

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ほう‐・ずる【奉】
[1] 〘自サ変〙 ほう・ず 〘自サ変〙
① うやうやしく仕える。奉仕する。
※明衡往来(11C中か)上本「然而全身奉公是臣之忠也」
② まかなう。自分の生活に当てる。
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉二「言語簡黙にして淡薄を以て自奉ぜしと云へり」
[2] 〘他サ変〙 ほう・ず 〘他サ変〙
① たてまつる。献上する。献ずる。
※百座法談(1110)六月五日「しかななり、蓮花根は奉してむ」
② 寺院の法令請定に、それをうけた寺僧が承諾を示す奉の字を書く。
※大乗院寺社雑事記‐文明二年(1470)正月一二日「心経会廻請持参、奉了」
③ うやうやしく持つ。ささげ持つ。
※花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉四「側らに侍して箕箒(きそう)を奉ぜん」
④ うけたまわる。
※学制に関する勅諭‐明治一五年(1882)二月二一日「侍講元田永孚、御内旨を奉じ」
⑤ 上にいただく。主君として仰ぐ。奉戴する。
※日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉二「苟くも将家一門の人とし云へば、諸国の大名之を奉じ」
⑥ 勤める。職業に従事する。

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ほう‐・ず【奉】
〘自他サ変〙 ⇒ほうずる(奉)

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