●妲己【だっき】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
妲己
だっき
Da-ji; Ta-chi
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デジタル大辞泉
だっ‐き【妲己/妲妃】
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世界大百科事典 第2版
だっき【妲己 Dá jǐ】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
妲己
だっき
生没年不詳。中国、殷(いん)代最後の紂王(ちゅうおう)(前11世紀)の妃(きさき)、有蘇(ゆうそ)の娘。己(き)は父の姓、妲(だつ)は字(あざな)。紂王は機敏で賢く、猛獣を素手で倒すほどの腕力があったが、一方で酒と女が人一倍好きだったので妲己をたいそう寵愛(ちょうあい)した。彼女の言にはなんでも従い、民に重税を課してまで贅(ぜい)を尽くした。宮殿内の庭園には野獣を放ち、池には酒をたたえ、肉で林をつくり(酒池肉林)、男女を駆け巡らせて長夜の宴を開くほどであった。やがてこれに反発した諸侯を率いた周の武王に紂王とともに殺され、殷の滅亡を招いた。
[鶴間和幸]
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