●妹【イモ】
デジタル大辞泉
いも【▽妹】
「秋さらば見つつ偲(しの)へと―が殖ゑし屋前(やど)の石竹(なでしこ)咲きにけるかも」〈万・四六四〉
2 男の側から姉または妹をよぶ語。⇔兄(せ)。
「言問はぬ木すら―と兄(せ)とありといふをただ独(ひと)り子にあるが苦しさ」〈万・一〇〇七〉
3 女どうしが友人や妹を親しんでいう語。
「風高く辺(へ)には吹けども―がため袖さへ濡(ぬ)れて刈れる玉藻ぞ」〈万・七八二〉
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いも‐うと【妹】
1 きょうだいのうちの年下の女。⇔姉。
2 《「義妹」とも書く》夫や妻の妹。また、弟の妻。義妹(ぎまい)。
3 古く、男からみて、その姉妹を呼ぶ語。妹、または姉。⇔兄人(しょうと)。
「―の君の事もくはしく問ひ給ふ」〈源・帚木〉
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まい【妹】[漢字項目]
[学習漢字]2年
いもうと。「義妹・愚妹・姉妹・実妹・従妹・弟妹・令妹」
[難読]従姉妹(いとこ)・妹背(いもせ)・妹兄(いもせ)・兄妹(きょうだい)・十姉妹(じゅうしまつ)・吾妹(わぎも)
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も【▽妹】
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いも‐と【▽妹】
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デジタル大辞泉プラス
妹
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精選版 日本国語大辞典
いむ【妹】
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いも【妹】
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いも‐うと【妹】
(2)平安時代には男性側が使う言葉であり、女性が自分の年下の女きょうだいを指して用いた例は見あたらない。
(3)「おとうと」と男女別の対をなすようになるのは中世以後である。→いも・せうと。
(4)一般的に、「妹」「弟」のような年下の方を表わす語は年上からの呼びかけとしては使わない。名前、あるいはあだ名のようなもので呼ぶのが普通である。逆に、兄弟姉妹の年下は年上に対して、名前そのもので呼びかけはせず、「兄さん」「姉さん」あるいはそれに準じた呼び方、またはあだ名のようなもので呼ぶことが多い。
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いも‐と【妹】
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も【妹】
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いも‐ひと【妹】
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「妹」の用語解説はコトバンクが提供しています。
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