●始馭天下之天皇【はつくにしらすすめらみこと】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
始馭天下之天皇
はつくにしらすすめらみこと
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デジタル大辞泉
はつくにしらす‐すめらみこと【始馭天下之天皇/御肇国天皇】
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世界大百科事典 第2版
はつくにしらししすめらみこと【始馭天下之天皇】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
始馭天下之天皇
はつくにしらすすめらみこと
神武(じんむ)天皇および崇神(すじん)天皇の敬称。『日本書紀』に、神武天皇は「始馭天下之天皇」、崇神天皇は「御肇国天皇(はつくにしらすすめらみこと)」(『古事記』では「所知初国之御真木(はつくにしらししみまき)天皇」)と記され、文字は違うが読みは通じ、ともに「初めて国を治めた天皇」を意味する。建国の祖という神武の統治は大和(やまと)の範囲にとどまり、崇神は大和の四周を平定し、内治の充実に尽くしたと伝えられる。そこで崇神を実質的な建国者とみる立場から、本来、崇神の敬称であったこの称が、のちに、大和政権の起源を古くするために造作(ぞうさく)された神武にも及ぼされて同じ称呼になったのではないかとする説もある。
[星野良作]
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旺文社日本史事典 三訂版
始馭天下之天皇
はつくにしらすすめらみこと
「御肇国天皇」とも書く。神武天皇と崇神天皇がともにこの名をもっている。神武天皇は実在と考えられず,崇神天皇が実在の最初の天皇であろう。記紀によると,崇神天皇は天照大神 (あまてらすおおみかみ) を祭り,四道将軍を派遣し,溝池を開き,租税制度を確立したとされるが,このようなところから,この名が生まれたのであろう。
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