●姥皮【ウバカワ】
デジタル大辞泉
うば‐かわ〔‐かは〕【×姥皮】
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世界大百科事典 第2版
うばかわ【姥皮】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
姥皮
うばかわ
昔話。継子(ままこ)話の一つ。姥皮は、老婆の姿に身をやつすことができる着物の名。継母に憎まれた娘が、家を追い出される。乳母(うば)が、姿を変えるようにと、姥皮を与える。娘は老婆の姿で、ある町の旦那(だんな)の家の炊事女になる。姥皮を脱いでいるところを若旦那に見そめられ、結婚して幸せに暮らす。昔話では独立して語られることは少なく、大半は蛇(へび)婿入りの後段をなしているが、古く室町期には、単独で、物語草子の『うばかは』や『花世の姫』にもなっており、わずかながら、継子話に付随する昔話の例もある。江戸後期に筆録された「箱根の本地」は、継子話に姥皮が結び付いた例で、そこでは姥皮を鬼の宝物の一つに数えている。類話は外国にも多く、継子話のシンデレラと関連しながら、ヨーロッパを中心に広く分布している。
[小島瓔]
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精選版 日本国語大辞典
うば‐かわ ‥かは【姥皮】
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