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婿養子【むこようし】

世界大百科事典 第2版

むこようし【婿養子】
民法旧規定には,養子となる男子が縁組と同時に養親の家女(娘または養女)と結婚する婿養子縁組の制度があった。この男養子が婿養子であり,女婿(じよせい)ともいう。養子縁組と結婚が同時に行われることが必要なので,養男子となった後に養親の家女と結婚しても婿養子ではない。 かつて家父長制的家督相続を目的とした諸種の養子制度が生じたが,その一つで封建法時代前期ごろからみられ,江戸時代には武家法はもちろん,庶民間でも労働力確保のためにも用いられた(姉家督など)。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

婿養子
むこようし
明治民法の下では、法定の推定家督相続人である男子のある者(戸主(こしゅ))は、男子を養子とすることは許されなかったが、「女壻(じょせい)」すなわち娘の婿として(娘と結婚させ同時に)これを養子とすることは許されていた。明治民法上、婿養子は、家督相続については、普通の養子よりも弱い地位に置かれていたが、家の跡継ぎをつくるという、家族制度に基づくものであった。1948年(昭和23)の民法改正により、この制度は認められなくなったが、現実の養子縁組にはこの種の縁組がかなり多く行われており、わが国の縁組で成年養子が多いのもそのためであろう。明治民法では「壻(むこ)」の字が用いられているが、一般には「婿」を用いる。「聟(むこ)」は俗字。[山本正憲]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

むこ‐ようし ‥ヤウシ【婿養子】
〘名〙 娘の婿として迎える養子。婿養子縁組によって養子となった人。
※矢島十二頭記(17C前か)「天正十一年〈略〉仁賀保殿御娘子へ子吉殿。御子息八郎殿を聟養子被成候て」

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デジタル大辞泉

むこ‐ようし〔‐ヤウシ〕【婿養子】
婿養子縁組みによって養子となった人。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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