●子【こ】
デジタル大辞泉
こ【子/▽児】

1 親から生まれたもの。こども。⇔親。
㋐両親の間に生まれた者。「かわいい―には旅をさせよ」→息子 →娘
㋑親が、実子と同様に養い育てる者。養子や継子など。
㋒(「仔」とも書く)動物の生まれて間もないもの。また、鳥や魚などの卵や、卵からかえったばかりのもの。「―犬」「鱈(たら)―」
2 まだ大人になっていない者。幼い者。こども。「近所の男の―」
3 (「娘」とも書く)若い女性。むすめ。「妓」とあてて遊女・芸者などをいうときもある。「若い―の集まる店」
4 植物の幹や根から生え出たもの。「芋の―」「竹の―」⇔親。
5 主だったものに対して、従属する関係にあるもの。「―会社」「―分」⇔親。
6 トランプや花札などで、親以外の立場になる者。⇔親。
7 元金から生じた利益。利子。「元も―もなくす」
8 「子株(こかぶ)2」の略。

1 名詞や動詞の連用形に付いて、その仕事をする人や物の意を表す。「舟―」「売り―」「振り―」
2 特に、女性のする動作や仕事に付いて、それをする人が若い女性であることを表す。「踊り―」「お針―」
3 女性の名前に付いて、それが女性であることを表す。「花―」「雪―」
4 人を表す語に付いて、親愛の意を添える。「背―」「娘―」
5 その場所や時代に生まれた人の意を表す。「江戸っ―」「明治っ―」
[補説]

[下接句]生んだ子より抱いた子・負うた子より抱いた子・親が親なら子も子・子供は風の子・父(ちち)父たれば子も子たり・盗人(ぬすびと)を捕らえてみれば我が子なり
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し【子】

1 こども。特に、男児。
2 学徳のある人物に対する敬称。先生。特に、孔子をさす。
3 五爵の第四位。子爵。「公侯伯
4 漢籍を経・史・子・集に分類した四部の一。諸子百家の著述を集めた部門。→漢文学1

「―是れより左に路を取らば必ず常灯あり」〈織田訳・花柳春話〉

1 名詞に付いて、そのことをもっぱら行う男性の意を表す。「編集
2 古く、貴族の女子の名に添えて用いる。「光明
3 助数詞。囲碁で、置き石の数を数えるのに用いる。目(もく)。「二
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し【子】[漢字項目]
[学習漢字]1年

1 親から生まれたもの。こども。「子孫/王子(おうじ)・孝子・妻子・実子・赤子・長子・童子(どうじ)・末子・養子」
2 成人男子の敬称。「君子・諸子・夫子(ふうし)」
3 学問・人格のすぐれた者の名に付ける敬称。「孔子・朱子」
4 人。者。「才子・遊子」
5 五等爵の第四位。「子爵」
6 種。実。卵。「子房/種子・精子・卵子」
7 小さいもの。「原子・光子・電子・分子・胞子・粒子」
8 元のものから生じたもの。「利子」
9 物の名に付けたり、意味なく添えたりする語。「菓子・格子・骨子・冊子・杓子(しゃくし)・障子(しょうじ)・卓子・銚子・調子・日子・拍子・帽子」
10 十二支の1番目。ね。「甲子(かっし)/子午線」



[名のり]さね・しげ・しげる・たか・ただ・たね・ちか・つぐ・とし・み・みる・やす
[難読]泛子(うき)・浮子(うき)・浮塵子(うんか)・御虎子(おまる)・案山子(かかし)・帷子(かたびら)・硝子(ガラス)・鱲子(からすみ)・雉子(きじ)・雉子(きぎす)・餃子(ギョーザ)・梔子(くちなし)・山梔子(くちなし)・胡頽子(ぐみ)・小女子(こうなご)・賽子(さいころ)・骰子(さいころ)・蠁子(さし)・兄子(せこ)・勢子(せこ)・頼母子(たのもし)・束子(たわし)・梃子(てこ)・茄子(なす)・撫子(なでしこ)・螺子(ねじ)・捻子(ねじ)・捩子(ねじ)・刷子(はけ)・刷子(ブラシ)・梯子(はしご)・囃子(はやし)・檳榔子(びんろうじ)・五倍子(ふし)・黒子(ほくろ)・子規(ほととぎす)・神子(みこ)・角子(みずら)・零余子(むかご)・無患子(むくろじ)・郁子(むべ)・没法子(メーフアーズ)・面子(メンツ)・柚餅子(ゆべし)
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ね【▽子】
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す【子/司】[漢字項目]
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子
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世界大百科事典 第2版
こ【子】
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し【子】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
子
ね
十二支の第1番目。「ねずみ」ともいい、十二支獣としてネズミがあてられる。北斗七星の柄(え)が日没時に子の方向をさす月というところから、陰暦11月の異称として用いられる。また、正月の子の日には人々は野に出て小松を引き、千代の寿を祝って遊ぶ子の日の遊びの習俗があり、また子の日には爪(つめ)を切るのを忌む風習もあった。時刻としても用いられ、今日の午前零時を中心とした前後2時間を「子の刻」「子の時」といった。方角としては北をいう。
[宇田敏彦]
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精選版 日本国語大辞典
し【子】
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っこ【子】
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ね【子】
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