@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

孤立電子対【こりつでんしつい】

世界大百科事典 第2版

こりつでんしつい【孤立電子対】

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

日本大百科全書(ニッポニカ)

孤立電子対
こりつでんしつい
lone pair

原子内の電子で直接共有結合に関与しない電子対のこと。英語そのままに「ローンペア」とよぶことも多い。孤立電子対は配位結合をつくるときの電子供与体として働く。つまりルイス酸としての性質を示す。たとえばアンモニアには1組の孤立電子対があるが、これに電子をもたない水素イオン(プロトン)が配位結合するとアンモニウムイオンNH4+が生じる。この場合、水素イオンが電子対受容体である。水素イオンのほかにも多くの金属のイオンが電子の受容体となるから、アンモニアや水の分子の配位した錯体が数多く知られている。電子を点で表せば、孤立電子対は元素記号の側に二つの点を並べて表すことが多い。

[下沢 隆]

『吉野諭吉著『酸・塩基とは何か』(1989・共立出版)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

化学辞典 第2版

孤立電子対
コリツデンシツイ
lone electron-pair, lone pair

2個の外殻電子結合にあずからずに,をつくっている電子のことをいう.N原子には5個の外殻電子があり,アンモニア分子では,このうち3個の電子がH原子の電子とそれぞれ対をつくって結合を形成するが,残る2個の電子は結合には関与せず,孤立電子対としてとどまる.また,水分子のなかのO原子には二組の孤立電子対がある.一般に,孤立電子対を有する分子は,その電子を相手に与えやすいので塩基性を示し,また配位結合を形成しやすい.アミノ基ヒドロキシ基官能基としての性質が強く,水素結合の形成に関与したり,化学反応性に大きな影響を与えたりするのも,孤立電子対を有するためである.[別用語参照]n-π* 遷移

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
東京工業大学名誉教授理博 吉村 壽次(編集代表)
信州大学元教授理博 梅本 喜三郎(編集)
東京大学名誉教授理博 大内 昭(編集)
東京大学名誉教授工博 奥居 徳昌(編集)
東京工業大学名誉教授理博 海津 洋行(編集)
東京工業大学元教授学術博 梶 雅範(編集)
東京大学名誉教授理博 小林 啓二(編集)
東京工業大学名誉教授 工博佐藤 伸(編集)
東京大学名誉教授理博 西川 勝(編集)
東京大学名誉教授理博 野村 祐次郎(編集)
東京工業大学名誉教授理博 橋本 弘信(編集)
東京工業大学教授理博 広瀬 茂久(編集)
東京工業大学名誉教授工博 丸山 俊夫(編集)
東京工業大学名誉教授工博 八嶋 建明(編集)
東京工業大学名誉教授理博 脇原 將孝(編集)

Copyright © MORIKITA PUBLISHING Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

こりつ‐でんしつい【孤立電子対】

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

孤立電子対
こりつでんしつい
非共有電子対」のページをご覧ください

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

孤立電子対」の用語解説はコトバンクが提供しています。

孤立電子対の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation