●安積艮斎【あさか ごんさい】
美術人名辞典
安積艮斎
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デジタル大辞泉
あさか‐ごんさい【安積艮斎】
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus
安積艮斎 あさか-ごんさい
寛政3年3月2日生まれ。江戸にでて佐藤一斎,林述斎にまなぶ。神田駿河台(するがだい)に私塾をひらき,のち陸奥(むつ)二本松藩の藩校敬学館教授をへて嘉永(かえい)3年昌平黌(しょうへいこう)教官となった。万延元年11月21日死去。70歳。陸奥郡山(こおりやま)(福島県)出身。本姓は安藤。名は重信,信。字(あざな)は思順。通称は祐助。別号に見山楼。著作に「艮斎文略」「史論」など。
【格言など】半途にて懈(おこた)れば前功を失い未熟にかえる(「艮斎閑話」)
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世界大百科事典 第2版
あさかごんさい【安積艮斎】
江戸後期の儒者。朱子学派。名は重信または信,字は思順,通称は祐助。陸奥安積郡郡山に生まれ,父は同地の八幡宮の神官。江戸に出て佐藤一斎の学僕となり,ついで林述斎の門に入る。江戸で開塾ののち,天保末年二本松藩校の教授となり,1850年(嘉永3)昌平黌の教官となる。著作は《艮斎文略》《艮斎史略》《朱学管窺》《荀子略説》《史論》《艮斎間話》など。【衣笠 安喜】
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
安積艮斎
あさかごんさい
[没]文久1(1861).3.30. 江戸
江戸時代後期の儒学者。名は信,字は思順,通称は祐助。幼時に二本松藩儒今泉徳輔に師事,のち江戸に出て佐藤一斎の学僕となる。次いで林述斎の門に遊び,文化 11 (1814) 年神田駿河台に塾を開く。天保 14 (43) 年二本松藩校の教授を経て,嘉永3 (50) 年江戸昌平黌の教授となり,師一斎とともに子弟を育成する。著作『大略』 (31) ,『艮斎文略』『詩略』『史論』『遊豆記録』『東省日録』『艮斎間話』『煕朝名賢録』『烈婦伝』『加藤清正伝』『魏叔子文抄』『論語び註』『南柯余編』『洋外記略』『論語簡端録』『記事本末評本』など。
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日本大百科全書(ニッポニカ)
安積艮斎
あさかごんさい
(1791―1860)
江戸末期の朱子学者。寛政(かんせい)3年3月2日二本松藩の郡山(こおりやま)(福島県)に生まれる。名は重信、字(あざな)は子順(しじゅん)。17歳で江戸に出て佐藤一斎の学僕(がくぼく)となり、苦学力行。20歳のとき大学頭(だいがくのかみ)林述斎(はやしじゅつさい)に入門する。1814年(文化11)神田駿河台(するがだい)に私塾を開く。詩文に優れ、文名ようやく高まり、1843年(天保14)二本松藩校敬学館の教授となる。1850年(嘉永3)には昌平黌(しょうへいこう)教授にあげられた。多くの英才がその門下から出ている。万延(まんえん)元年11月21日没。著書には『艮斎文略』『艮斎詩略』『史論』『艮斎間話』などがある。
[渡部正一 2016年4月18日]
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367日誕生日大事典
安積艮斎 (あさかごんさい)
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精選版 日本国語大辞典
あさか‐ごんさい【安積艮斎】
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旺文社日本史事典 三訂版
安積艮斎
あさかごんさい
江戸後・末期の朱子学者
陸奥(福島県)安積郡に生まれ,佐藤一斎・林述斎に学んだ。24歳で神田駿河台に私塾見山楼を開き,のち陸奥二本松藩校教授,昌平坂学問所教授となった。主著に『艮斎文略』など。
出典:旺文社日本史事典 三訂版
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