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宋濂

美術人名辞典

宋濂
明代の文人。浦江生。字は景濂、号は潜渓・無相居・竜門子等、追号は文憲。明初に江南儒学提挙に任ぜられ、『元史』を編纂し、また太子の教育にもあたった。官は翰林学士承旨・知制誥に至る。聖学に精通し、明代の礼楽制度を多く裁定した。『宋学士全集』のがある。洪武14(1381)歿、71才。

出典:(株)思文閣

デジタル大辞泉

そう‐れん【宋濂】
[1310~1381]中国、明初の学者。浦江(浙江(せっこう))の人。字(あざな)は景濂(けいれん)。号は潜渓。明開国にあたり、礼楽制度の整備に功績があった。太祖の命を受けて「元史」を編纂(へんさん)。著「宋学士全集」など。

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世界大百科事典 第2版

そうれん【宋濂 Sòng Lián】
1310‐81
中国,明初の学者,政治家。字は景濂,潜渓と号す。浦江(浙江省)の人。少時より文名が高く,1369年(洪武2)には《元史》編纂の総裁官となり,翌年これを完成した。また常に洪武帝側近にあり政治の顧問をつとめたので,明一代の礼楽制度は彼の裁定によるものが多いといわれ,劉基とともに開国文臣の代表とされる。77年に官を辞したのち,胡藍の獄にまきこまれたため,連座して茂州(四川省)に流され夔州(きしゆう)(四川省)でした。

出典:株式会社平凡社
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

宋濂
そうれん
Song Lian
[生]至大3(1310)
[没]洪武14(1381)
中国,元末明初の文学者,政治家。潜渓 (浙江省,金華県) の人。字,景濂。早くから文名が高く,元の朝廷から招かれたが受けず,乱を山中に避けるうち,南京にいたのちの明の太祖に召されて皇太子の師となった。洪武2 (1369) 年『元史』編纂の総裁となり,同 10年翰林学士承旨で辞職。同 13年胡惟庸に連座して茂州 (四川省) に流され,翌年没した。温厚な人柄で,太祖の信任も厚く,明一代の制度文物を多く定めた。同郷の黄しんに学び,温雅典麗な古文により明初第一の散文家,また明代を通じての代表的文人の一人とされる。日本へもその生存中から文集が入って愛好者が少くない。著述はすべて『宋学士全集』 (42巻) ,または『宋文憲公全集』 (53巻) にまとめられている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)

宋濂
そうれん
(1310―1381)

中国、明(みん)初の学者。字(あざな)は景濂(けいれん)。号は潜渓(せんけい)。浦江(浙江(せっこう)省)の人。唐宋の古文と朱子学を窮め、当時の経学・文学における正統派の代表者である。太祖に仕えて顧問となり、『元史』の編集を総裁し、翰林(かんりん)の要職を歴任するとともに、劉基(りゅうき)とともに明朝の諸制度を定めた。高潔な人格者として皇太子を教育し、太祖の信任もきわめて厚かったが、のち孫の宋慎(1342―1382)が胡惟庸(こいよう)の獄に連坐(れんざ)して刑死したため、彼も茂州に流され、途中で自殺した。文章は典雅で明初随一と称されるが、一面冗漫の弊がある。しかしその名は、遠く海外に聞こえ、日本でも彼に請うた文は多い。著に『宋学士全集』がある。伝は『明史』巻128に記される。

[福本雅一 2016年2月17日]

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精選版 日本国語大辞典

そう‐れん【宋濂】
中国、明初の儒学者。字(あざな)は景濂(けいれん)。号は潜渓。浙江省浦江の人。明の太祖に仕え、「元史」を編纂。また、太祖の師として重用された。著に「宋学士全集」「潜渓集」など。(一三一〇‐八一

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