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官位【かんい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

官位
かんい
律令制下の官職位階の総称。律令制が施されると,中央には28省を中心とする官職が,地方には国司などの地方官がおかれ,これを官といった。ただし,郡司は含まれない。官には中央政府を構成する官職の内官があり,内官には太政官,神祇官の2官があった。太政官には,中務,式部,治部,民部,兵部,刑部,大蔵,宮内の8省があり,省の下に職 (しき) ,寮,司があり,このほかに坊,署,台,府,使などがあった。これに対し,国司などの地方官を外官といった。これらの官司には,長官 (かみ) ,次官 (すけ) ,判官 (じょう) ,主典 (さかん) の四等官があり,これらの官司を正官といい,その官吏の定数は 8300といわれている。このほかに員外官 (のちには権官) があり,また,早くも奈良時代には中納言,参議が,平安時代には蔵人所検非違使などの令外官 (りょうげのかん) がおかれた。前者は上奏を取次ぎ,天皇の命令を伝える文書を取扱い,太政官に取って代るようになり,後者は京都の治安に任じ,権限が拡大され,弾正台,衛府,刑部省,京職などの司法警察権を掌握するようになった。一方,位階の制度は,古く推古朝の冠位十二階の制定以来,冠を授けて位階の上下を表わした冠位制度が,律令制がしかれてから親王は一品から四品まで,臣下は一位から初位までに改められ,冠に代って位記が授けられた。また,五位以下には内位と外位があり,外位は主として地方の豪族に与えられた。これら大臣以下官司の主典以上の官職には,それぞれに相当する位階が定められていた。なお,官位を記すときに,官がそれに相当する位より低いときは「行」,この逆の場合は「守」と記した。また,位階だけあって官職のないものも現れ,これを特に「散位 (さんに) 」と記し,三位 (さんみ) と区別した。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

かん‐い〔クワンヰ〕【官位】
官職位階。つかさくらい。
官等(かんとう)」に同じ。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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つかさ‐くらい〔‐くらゐ〕【官位】
官職と位階。かんい。
「罪なくて罪に当たり、―を取られ」〈明石

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世界大百科事典 第2版

かんい【官位】
官職と位階をいう。
官位相当制]
 律令官人制機構では,位階による官人の序列と,機構の中での官職の位置との対応関係があり,これを官位相当制という。一定の段階まで発展した官人制機構では,その円滑な運営のために,この規定が必須になる。現存する養老令官位令はその規定である。日本の位階制は603年(推古11)の冠位十二階で創始されたが,これにも一応,漠然とした対応関係がみられたと推測することも可能である。しかし,それは厳密な官位相当制ではありえない。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

かんい【官位】
官職と位階。国家の役人の、仕事の役割と地位。つかさくらい。

出典:三省堂
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つかさくらい【官位】
官職と位階。かんい。 年の程よりは-過ぎつつ/源氏 竹河

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日本大百科全書(ニッポニカ)

官位
かんい
官職と位階。令(りょう)制では、位階に相当する官職を定め、これに拠(よ)って官吏を任命するのを原則とした。[編集部]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

かん‐い クヮンヰ【官位】
〘名〙
① 官職と位階。つかさくらい。
※続日本紀‐大宝元年(701)七月壬辰「准其官位食封
※衆議院議員選挙法(明治三三年)(1900)一八条「選挙人の氏名、官位、職業、身分」

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つかさ‐くらい ‥くらゐ【官位】
〘名〙 官職と位階。かんい。
※古今(905‐914)仮名序「いま、このことをいふに、つかさくらゐ、たかき人をば、たやすきやうなればいれず」
※宇津保(970‐999頃)俊蔭「つかさくらいも辞して」

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