●宙乗り【ちゅうのり】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
宙乗り
ちゅうのり
歌舞伎の演出の一つ。関西で「宙吊り」,また俗に「ふあふあ」ともいう。俳優の身体を宙に吊って舞台や観客席の上を移動させる演出。舞台の簀の子から綱 (ワイヤー) を下げ,俳優が衣装の下に着ている連尺の襟についた鉄環にその綱をかけて上下し,また簀の子上の溝 (レール) を用いて左右に移動させる。また腰掛を降ろしてこれに俳優を乗せる方法もある。元禄 13 (1700) 年1世市川団十郎が『大日本鉄界仙人』の曾我五郎役で始め,宝暦 11 (61) 年狂言作者並木正三が完成したという。
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デジタル大辞泉
ちゅう‐のり〔チウ‐〕【宙乗り】
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世界大百科事典 第2版
ちゅうのり【宙乗り】
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