●宝【タカラ】
デジタル大辞泉
たから【宝/▽財/▽貨】
1 世の中に数少なく、特に貴重なもの。宝物。財宝。「家に伝わる―」
2 財産。金銭。
「悖(さか)って来る―の悖って出るに任せ」〈露伴・寝耳鉄砲〉
3 ほかのものと取り替えることのできない、特に大切なもの。また、かけがえのない人。「国の―ともいうべき人材」「子―」→御宝(おたから)
2 財産。金銭。
「悖(さか)って来る―の悖って出るに任せ」〈露伴・寝耳鉄砲〉
3 ほかのものと取り替えることのできない、特に大切なもの。また、かけがえのない人。「国の―ともいうべき人材」「子―」→御宝(おたから)
出典:小学館
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ほう【宝〔寶〕】[漢字項目]
[音]ホウ(呉)(漢) [訓]たから
[学習漢字]6年
〈ホウ〉
1 貴重な物。たから。「宝玉・宝庫・宝石・宝物/家宝・国宝・財宝・三宝・至宝・七宝・珍宝・通宝・秘宝・仏宝・名宝」
2 宝物として大切にする。尊い。「宝鑑・宝剣・宝典/重宝(ちょうほう)」
3 天子に関する物事を尊んでいう語。「宝算・宝祚(ほうそ)」
〈たから(だから)〉「宝船・宝物/子宝」
[補説]「寳」は異体字。
[名のり]かね・たか・たかし・たけ・とみ・とも・みち・よし
[難読]擬宝珠(ぎぼし)
[学習漢字]6年

1 貴重な物。たから。「宝玉・宝庫・宝石・宝物/家宝・国宝・財宝・三宝・至宝・七宝・珍宝・通宝・秘宝・仏宝・名宝」
2 宝物として大切にする。尊い。「宝鑑・宝剣・宝典/重宝(ちょうほう)」
3 天子に関する物事を尊んでいう語。「宝算・宝祚(ほうそ)」

[補説]「寳」は異体字。
[名のり]かね・たか・たかし・たけ・とみ・とも・みち・よし
[難読]擬宝珠(ぎぼし)
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世界大百科事典 第2版
ほう【宝】
朝鮮の新羅・高麗・李朝初期に存在した公的な高利貸機関。寺院,学校,地方官などが主体となって設置した財団で,穀物,銭,布を元本として長期貸付を行い,利息を各種公共事業の資金に充当した。文献上の初見は613年(新羅の真平王35)に設置された〈占察宝〉だが,最も盛行したのは高麗時代であり,仏教の影響も強い。寺院維持用の〈寺宝〉,八関会(はちかんえ)用の〈八関宝〉,学校維持用の〈学宝〉,救荒用の〈常平宝〉,老人扶養用の〈泉宝〉などがあり,利殖のみを目的に設置したものはないという。
出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典
ほう【宝】
〘名〙
① たからもの。また、おかね。金銀。
※洒落本・浪花花街今今八卦(1784)「兔角宝(ホウ)をまきらす豪客(だいじん)がすくなきゆへなり」 〔国語‐魯語上〕
② (形動) 金持。富豪。また、裕福なさま。
※浮世草子・世間旦那気質(1773)三「宝(ホウ)なお客と悦びいさんで」
③ =ほうじつ(保日)〔淮南子‐天文訓〕
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